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共同求人活動 RUN2018 合同企業説明会がスタート

 2018年3月卒業予定の大学・短大・専門学校生の新規学卒者を対象とした同友会の共同求人活動RUN2018がスタートしました。今年度は県内で158社が参加します。
 昨年の9月に企業募集を開始し11月に締切り、翌年1月に「広島県就職情報誌RUN」を発行しました。2月には「学校との懇談会」を開催し、大学、短大、専門学校の担当者の方と情報交換を行い、就職活動のキックオフとなり、3月1日の就職活動がスタートしました。
 
■今年度の求人活動の変化
 今年度の同友会の共同求人活動の特徴として3点挙げられます。第1に「青少年雇用情報シート」の提出です。若者雇用促進法における「就労実態等の職場情報」の情報提供が必要です。「募集・採用に関する情報」、「職業能力の開発及び向上に関する取組の実施状況」、「職場への定着の促進に関する取組の実施状況」を記載してもらいます。
 第2に自己申告書です。求人申込みの時点において、労働関係法令違反があった事業所の新卒求人は受け付けませんという内容です。
 第3に初任給についてです。初任給は合計額だけなく、基本給、諸手当、残業代(固定残業代の場合は時間も明記)、諸手当の内容、その他の手当と個別明記が必要となります。
 以上の3つの書類の提出が求人活動の必須条件となりました。この試みはミスマッチによる早期離職を解消し、企業の労働環境や就労実態を十分に理解した上で、学生が自分に合った就職先を選択できるようにしたものです。
 
■合同企業説明会の特徴
 3月から合同企業説明会(以下、合説)がスタート。今年度は広島会場(3月21日、5月9日、6月26日)、福山会場(3月7日、6月9日)、呉会場(5月12日、6月10日、10月21日)の合計8回開催されます。
 第1回の広島会場と福山会場の合説が終了しました。広島会場の学生の参加人数は248人(前年3月288名)。うち、大学生103名、短大生17名、専門学校126名、その他2名。参加企業数は106社でした。福山会場は学生の参加人数が98人(前年3月80名)。うち、大学生61名、短大生3名、専門学校26名、その他8名。参加企業数は56社でした。企業の求人数や出展数の割に学生数が少ない状況です。

 

 3月合説の特徴は、女子学生の来場数が約6割という比率です。また、希望職種も総務・経理系の事務職を希望する学生が多くなっています。興味を持っている業種に関しても就職活動初期ということもあり、バラけています。広島会場はブースツアーを行ったこともあり、訪問企業数は3~4社が最も多くなっています。アンケートから3月に内定があるという学生も数人おり早めに内定を出している企業もあることがうかがえます。
 また、学生が会社を選ぶポイントは1位「職場の雰囲気」、2位「事業内容」、3位「仕事・職場」「勤務地」です。特に「勤務地」は近年、ポイントが上昇しています。
 最後に「この説明会をどこで知りましたか」という問いでは、「就職指導の先生から」の回答が多く、参加学生を増すためには、学校との関係をもっと強化していく必要を感じました。

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