同友ひろしまNews

新入社員研修〈福山会場〉&新入社員研修一日コース  「共に学び、共に育つ」

 今年も広島・福山・呉の3会場で新入社員研修を開催し、合計で67社141名の社員が参加しました。今年は福山会場の様子をお伝えします。
 
 4月4日~5日、尾道ふれあいの里で新入社員研修福山会場が1泊2日で行われ、晴れて新社会人となった18社28名の新入社員が参加しました。
 この研修の主な目的は三つ。①研修を通して、自分で考え、判断し、行動する力を養うと共に、社会に出る不安を和らげ、やる気を育てる。②企業にとって必要な教育と言うより、人間として社会人としてどう生きるべきかを学ぶ。③同世代の方が少ない中小企業にあって、同世代の方が多くいることを実感してもらい、企業を超えた若い社員さんのネットワークを育むこと、です。
 2日間の研修ではこの目的に沿って16のカリキュラムが準備され、参加企業の経営者や社員、求人社員教育委員と一緒に学びました。


 
 最初は緊張でいっぱいだった新入社員もグループを中心とした研修に、少しずつ表情も豊かになり、自分の思いを発言するようになりました。
 当日のレポートでは、「将来設計は、なんとなく過ごしていた毎日について考えるいい機会になった」「誰のために働くのかを考えると、相手のためにという気持ちが持てた」といった感想が寄せられました。
 初めて参加した経営者は「2日間でびっくりするくらい成長した」「私たち経営者も勉強になった」と語ります。昨年参加した社員の中には、この研修で出会った他社の社員と今でも「同期」としての交流を持ち、時に励まし合っているそうです。
 福山では半年後に参加企業を対象にした、フォロー研修を予定しています(広島・呉では7月)。その場での再会と各社での活躍、そして成長を期待して、研修は幕を閉じました。
 

 
■新入社員研修1日コース
 また、福山支部では、一泊二日の研修のほかに、もう一つの新入社員研修があります。それが、特別支援学校卒業の新入社員を対象にした「新入社員研修1日コース」です。この研修はバリアフリー委員会(障害者問題)主催によるもので、今年は六社八名の社員が経営者や担当社員と一緒に参加しました。
 研修の内容は、実習をしながら学ぶホウレンソウ(報連相)、お金の使い方、目標設定の3つです。
 目標設定では、グループ討論後に、仕事とプライベートの二つの目標をワークシートに記入しました。仕事編では、「休まずに仕事を頑張りたい」「会社の人と積極的に話したい」「わからないことは聞く」など、意欲にあふれた目標が発表されました。
 約2時間と短い研修時間ですが、一人ひとりの研修生と触れ合うことで、「生きること」「働くこと」を考える研修となりました。
 今回参加した企業の業種は清掃、食品製造、鉄鋼・金属加工、ドラッグストア、防犯設備と様々。中には毎年夏に実施している特別支援学校の先生を対象にした企業訪問バスツアーの受け入れをきっかけに、採用に至った企業もありました。今年10月に福山で行われる、障害者問題全国交流会では学校や採用企業の見学分科会が企画されています。ぜひ、お楽しみに!

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