「呉市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を学び、行政と共に、「ありたい呉の未来」を一緒に考え、中小企業の立場からできることを考える、というねらいで企画された「呉未来学」は、昨年8月の第1講から、3月14日に開催された第8講で終了しました。のべ参加人数は290名(会員188名 金融機関等90名 行政12名)でした。
「呉市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の問題意識のベースは「呉市の人口減少の最大要因である若年層の社会減」ということでした。故に、その基本理念は「若年層の定着~若者が集い、にぎわうまちづくり」です。第1講、第2講では、呉市の人口減少の課題に向き合いました。
第3講では、経営上の課題をフォローするための企業向け施策の紹介。第4講では、呉市の農水産業の現状・特徴・課題。観光に関する主な動き・入込観光客数等の推移・特徴・課題。課題を克服するための呉の独自性を生かした取り組みの紹介がありました。
第5講では「呉市子ども・子育て支援事業計画」に基づく、結婚から子育てまで切れ目ない支援について。第6講では、呉市の空き家状況、定住・移住の促進、中古住宅の流通促進について。第7講では、民間が持つ力を最大限に活用するための、多様な主体との連携について。
最終講では、小村呉市長より、「呉ブランドの向上に向けた取組」についてお話して頂きました。「呉ブランド=戦艦『大和』のふるさと」。そのために、①戦艦「大和」のふるさと呉ブランドの向上。②大和ミュージアムのにぎわいの多極化に取り組む。③日本遺産を活用したにぎわいの創出。④インバウンドの推進。⑤国際交流の推進。最後に、呉の新キャラクター「呉氏(くれし)」を中心とした、本格的なシティープロモーションの推進について、ご説明頂きました。
どのテーマも知れば知るほど、経営に直結しており、企業同様に地域もその特色(強み)をどう認識して、どう掘り下げていくのかを考えさせられた呉未来学でした。
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