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第48回中小企業問題全国研究集会in兵庫 地域再生の担い手として、時代を創る「地域企業」への変革を 全国より2054名が参加

●未来を見据えて変えよう、代わろう
 去る2月8日・9日、兵庫県神戸市に2054名(会員と来賓)が集い、過去最大規模で開催されました。広島同友会からは65名の参加でした。
 本大会では「自社で解決できない経営の外部要因の解決に向けた企業や同友会の取り組みついて学びあい、企業づくりにつなげよう」を開催意義の一つとしました。そして日本各地で地震・水害などの被害が相次ぐ中で、阪神淡路大震災から22年が経過した被災同友会の姿を通して「被災からの復興が伝えられ」ました。
 そのもとで、1日目は、18の分科会と2つの見学でスタートしました。
 広島同友会は、第8分科会「ビジョン経営に基づく終身雇用と人材育成」を設営し、報告者に㈱広島精機代表取締役の柳原邦典氏(副代表理事)。アドバイザーに福山市立大学教授の前山総一郎氏を迎え行いました。
 その他の分科会では、「中小企業憲章・条例制定運動」「労働環境の改善」「価格競争や不公正取引」「環境変化への対応」「新しい仕事づくりで雇用を生み出す」「事業承継」「大震災の教訓に学ぶ」「持続可能な循環型社会をめざすエネルギーシフト」などの課題について、実践事例とアドバイザーなどによる客観的アプローチから学びあいました。

●全国の仲間と出会い、確認する場
 1日目の夜は懇親会でした。兵庫商業高等学校龍獅團、神港橘高等学校龍獅團による中国獅子舞で華やかに始まり、井戸兵庫県知事はじめ、42名のご来賓が登壇し、歓迎ムードに包まれました。
 井戸知事はご挨拶で「震災の記憶を風化させてはならない」と強調しました。その後は灘の酒で乾杯し、同友エコの表彰式、全国行事のPRが行われました。

●地域資源を生かそう

 2日目は藤岡兵庫同友会代表理事のあいさつから始りました。その後、広浜中同協会長から①兵庫同友会への感謝、②全国の教訓を最大限に生かそう、③我われに地域の担い手としての使命感はあるのか、の3点についてあいさつがありました。
 記念講演では、日本最古といわれる有馬温泉の再生を担った㈱御所坊代表取締役の金井啓修氏が「地域に眠る『物語』を資源に変える」をテーマに報告しました。
 震災復興シンポジウムでは、佐竹関西学院大学大学院教授をコーディネーターに、田中信吾氏(日本ジャバラ㈱代表取締役、兵庫)と菊地逸夫氏(㈱キクチ代表取締役会長、福島)が報告しました。「地域企業への変革」にぴったりのパネルディスカッションでした。
 参加された方からは、
・自社の労務について見直します。
・条例制定に向けしっかり準備したい。
・震災は地域の課題を加速させるきっかけになる。ゆるぎない経営指針をつくりたい。
・全研は再会、出会いの場だね、等の感想をいただきました。

●次は全国総会です!
 中同協が開催する全国行事は、次回は、「全国総会(宮城) 7月5日~6日」です。年に一度は参加されませんか。

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