安倍総理大臣が議長となり、政府が進めている「働き方改革実現会議」。ニュースでもたびたび動向が報じられています。この有識者の議員に、福山支部の㈱オーザック 専務取締役 岡崎瑞穂氏（県求人社員教育副委員長）が選ばれています。大手企業や経済団体のトップ、大学教授が揃うなか、中小企業の経営者としては唯一の選出です。
第1回目の会議では、同社の所定労働時間外労働の削減を報告しました。㈱オーザックでは、平成19年に年間2139時間の所定外労働があったのに対し、平成25年には1142時間にまで減少。約6年間で63.8％の所定外労働の削減に成功しました。鉄工業である同社では、機械の多能工化や完全下請け部門の廃止等を実施。また、経営者主体ではなく、社員から改善の提案が出たことが成功の秘訣になったようです。
岡崎氏は「社員が働きやすい職場づくりをめざし、同友会で学んだことを会社で実践してきました。今回、有識者に選ばれたことで、学んできたことが間違いではなかったと改めて思いました」と語ります。働き方改革実現会議の資料は、首相官邸のホームページから閲覧できます。
