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更新日2018.05.07

従業員から社長へ~55 才からのネバーギブアップ~広島西支部佐伯地区会

 佐伯地区会3月の例会は、従業員から社長へ~55才からのネバーギブアップ~のテーマで例会担当B組の㈱吉川コーポレーション代表取締役 吉川泰正氏にご報告いただきました。
 包装資材、フィルム、シールなどの企画販売を行う事業をしています。吉川氏は最初、全国的な大手のメーカーに勤続されのち、販売店の中川コーポレーションに入社。中川コーポレーションでは長い間第一線の営業としてご活躍され、社長にまでなられたのちに、55才で会社の経営権を譲り受けて現在の吉川コーポレーションへ社名変更されました。
 波乱万丈ではありますが一貫して包装資材の企画販売に携わってこられました。その経歴をいかした多くのアイデアや、小さい会社だからこそできるフットワークの軽さを得意先に評価されているんだなと感じる報告でした。
 譲渡を受けたあと、高額な印刷機械が壊れたエピソードや、経営者以外何も変わっていないのに譲渡を受けたあと、得意先から現金決済に変えてくれと迫られ大変悔しい思いをされたことなどがネバーギブアップの原点にあり、今でも借り入れすることなく現金決済を基本に続けられているとのことです。
 その中で板野さんや宮原さんから強く勧められた同友会に入会され、いろいろな悩みを持つ仲間に出会えたこと、そして自分の会社を客観的に見る機会を得たことが大変勉強にもなったし、刺激にもなったと言ってくださったことは仲間として嬉しい感想でした。
 今の時代はオリジナル商品が必要だと感じて、シールメーカーと何ヶ月も試作を繰り返し作成した防虫シート『ひっつきもっつき』のヒットにつなげたり、軽量で強度のあるテクセルを素材に、大きくて重たい高額な製品用の従来にない大きさのパレットを作成・販売されるなど、包装の枠を超えて得意先の相談係になられている点が吉川さんの強みだなと感じました。
 グループ討論テーマは、吉川さんの製品を実際に持参して頂き、吉川さんの商品と自社とのビジネスマッチングについて討論しました。テーマをもう少し絞れなかった点が運営としての反省点です。
 今回の例会で得意先の悩みを聞いて解決の一助になることがこれからの中小企業にとって大切なことだと学びました。今後はさらなるアイデアと行動力で益々のご活躍されることと思います。ありがとうございました。

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