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人が集まる魅力ある会社とは? 50年先を目指して ~事業継承のために何をするのか~ 尾道支部4月例会

【報告者】フジタ株式会社 代表取締役専務 矢野三佐枝 氏

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今回の報告者は女性部会員 フジタ(株)代表取締役専務 矢野三佐枝さんの体験報告です。 フジタ(株)は今年で100年を迎える老舗企業です。代表取締役社長である天藤氏とともに4代目として、経営にあたられています。

100年という年月はいろんな要素を含んでいました。

フジタ(株)の前進である藤田商店では初代は海産物を取り扱っていたのに、その後雑穀に目を向け豆の取引を始めており、卸会社ですが、取り扱う商品が変わった事。

そして、3代目まで同族で継承した会社を息子さんが継がないので、社員である矢野さんと取引先の社員であった天藤さんを4代目とし、継承された事等です。

矢野さんたちが代表取締役に就任して最初におこなったのは工場と事務所の新築・整備。新事務所へは経営理念を掲げ、初心を忘れず、おごらず仕事に取り組む姿勢を記されました。社員の時も取締役になっても、そして代表者になっても変わらない仕事に対する真摯な姿勢と人を思う気持ちがつたわる経営理念です。

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先に繋げるためにどうするかという話は、主に事業内容に関する話でした。

豆の良さを多くの方に知ってもらうために、イベント等に参加して豆を使った商品を販売したり、豆を使った商品の委託事業をうけたりと、先代までとは違い、外に出て、積極的に事業の幅を拡げておられるのがわかりました。

更にこれからは帆布とのコラボ商品等、食べることにこだわらない、豆商品の展開も考えているとのことです。

代表取締役になられて3~4年。

まだ後継者については考えてないとのことでしたが、会社を継承する上で大切と考えておられる社員教育も含めてまたお話を聞ける機会があるのではと楽しみに思っています。

忙しい中で発表にのぞんでくださった矢野さん。その取り組みもまた真摯で矢野さんの誠実さを都度に感じる例会となりました。ありがとうございました。

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