桜が満開を迎えた4月4日、尾道ふれあいの里にて新入社員研修福山会場が開催されました。12月中旬より参加企業を中心とした実行委員会で準備を重ね、当日は28社39名の新入社員とのべ34名のスタッフ(経営者)が参加しました。なかには親子二代にわたってスタッフ参加した企業もあり、新入社員研修の歴史が感じられました。
1泊2日で行われた研修はマナーや将来設計、PDCAや報連相など16のカリキュラムで構成され、講師もすべて会員が務めています。
カリキュラム「会社の仕組み~給料はだれからもらうか」では、スターバックスの店員になって、コーヒーを何杯売れば、自分の日当6000円が稼げるかを出題しました。新入社員からは、22杯から150杯まで幅広い答えが飛び出しました。この正解は83杯。24900円の売上げが出ないと自分の日当が出ません。自分たちの給料が出るためには、予想以上の売上と経費がかかっていることに驚きを見せていました。
また、今年は初めて研修生とスタッフが参加する運動会を行い、6人7脚、綱引きなどの種目に汗を流しました。勢い余って転倒するスタッフも現れ、会場は歓声と笑顔にあふれました。
参加した新入社員からは、「社会人としてのマナーや計画を立てて行動するだけでなく、その後の改善が重要なことがわかった」「仕事をただ単純にこなすだけでなく、その中でPDCAサイクルを活用したり、報連相を行ったりすることで、仕事やプライベートの質を上げることができることを学んだ」などの感想が寄せられました(研修生レポートより)。
新入社員研修は企業にとって必要な社員教育よりも、人間として、また社会人としてどう生きるかを考えること。そして社員自身が自主的に考え、行動する力を養うことを目的としています。研修を通じ、同期の仲間と自信を得た社員が一日も早く会社や地域で活躍することを期待し、今年の新入社員研修は幕を閉じました。
(文責 事務局 本田)
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