報告者：㈱中国光洋 代表取締役 平原 千秋 氏
総会後初めての例会は「私たちは共に学び合い、語り合う仲間を増やします」という今期の重点目標を踏まえ、「出会い」をテーマに女性部会員である平原さんに体験報告をしていただきました。
創業者であるお父様の手伝いをしたい一心で会社の仕事を手伝ってきた若い頃、会社を継ぐことなど思ってもいませんでした。会社の顔として自覚を芽生えさせたのは市役所の課長補佐。社長にお願いして、専務取締役にしてもらいました。それまで入会していながら全く活用していなかった同友会との繋がりも、女性部の例会報告にママ友である小谷の名前を見つけた偶然から始まります。それからは、同友会の仲間、指針セミナーの仲間、事務局の方々とどんどん語り合う場を広げていきました。「どの出会いの一つがかけても、今の私はありません」そんな経営者としての自覚も実力もついてきた頃、でも、社長になる勇気はなかなか持てませんでした。
社長になる覚悟を決める日は突然やってきます。2日前に将来の夢を語っていた小学校6年生の息子の同級生のスキー事故死。「こんなことがあるんだ…」人が突然に亡くなることに体が震えました。「衰えていく父を目の前にして自分は何を躊躇しているのだろうか」先延ばしにしてはいけないと感じた平原さんは、年明けの平成24年1月、社長に就任されました。今では、その後、初めて採用した若い社員さんも入社し、会社や社員を守る覚悟も決めました。
偶然の出会いも自分の行動次第で必然の出会いとなることを感じました。出会いの数だけ成長し、社長としての覚悟を身につけていく平原さんにただただ感服するばかりです。女性部のスタートにふさわしい例会となりました。
