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「自社の強みを生かす経営」広島西支部廿日市大竹地区会

 岡浦氏は大学時代に建設業やごみ収集等を含め、数多くのバイトを経験されました。そのことが様々な業界の実情を知るきっかけとなり、のちの保険事業に生かされていきます。保険会社での経験を経て、個人事業主とてスタートをするとすぐに今までの経験を活かし、クリーニング業(賠償保険)、建設業(保証保険)を商品企画します。それらの保険を引き受けてくれるよういろいろな保険会社と交渉しましたが、なかなか引き受け手がありませんでした。ニッチなうえにリスキーに受け取られたようでしたが、それらの業界の実情に詳しい岡浦氏には、十分勝算がありました。最後にニューインディア保険会社が名乗りをあげてくれ、事業を軌道に乗せることが出来ました。
 やがて顧客のニーズの多様化や、仕事量の増大に伴い個人経営では限界を感じ、代理店の買収、2つ目の大手保険会社と提携を行いました。続いて大手フランチャイズへ加盟します。この加盟はプラスの面もありましたが、業務に「自由度」がなく、「みんなと同じ」を強要されることになりました。結果2年でフランチャイズから脱退しました。岡浦氏はこのとき自社の原点に立ち返り、「ニッチな保険商品の提案」こそが強みだと再確認したそうです。
 まとめ:グループ討論では、「強みを生かす」ことについてお互いの参考になる良い論議が出来たと思います。最後にまとめとして岡浦氏が述べられたことは、

  • 自社の「強み」を分析すること
  • 迷った時は「強み」に立ち戻ること
  • 「強み」を増やす努力をすること
  • そして顧客の「1番」になることです。

 これは全ての経営に当てはまる考え方だと思います。いろんなテーマで経営の学び合いをしますが、「強みを生かす経営」は常に意識しておく必要があると感じた例会でした。

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