今回の青年部例会はシネマ尾道を舞台に、代表の河本清順さんに体験報告をしていただき、その後全員で映画観賞をしました。より多くの人にシネマ尾道を訪れてほしい、体験して欲しいという河本さんたっての希望から青年部のみならず本会、オブザーバーの方々と総勢40名近いご参加をいただきました。
河本さんの体験報告は、ご本人が語っておられられた「映画の街尾道なのに映画館が無い、自分の街で映画を見ることができないのか！悔しい！」という創業当時の想いに突き動かされた決断、行動の連続でした。
そんな中で特に私の印象に残ったのは、シネマ尾道の持つ目的の変化です。尾道で映画を上映する舞台として動き出したシネマ尾道が、沢山の人々や同業者の支持を受け、創業から10年を経た今では、ワークショップやイベントを通じて子ども達が文化に触れ映画を知る、人を育てる舞台に変わっていました。
「尾道で文化で飯を食べる人を増やしたい！」河本さんは最後にこうおっしゃられました。文化というのは、私にとっては社業のことだと感じました。先を見据えた目的を持って人を育ててゆく舞台。確かな目的を持って進むシネマ尾道を知って、自社もそんな舞台にしたいと強く感じた9月青年部例会でした。
