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高校の先生方と経営者との懇談会 インタンーシップから1年~私が得た事 呉支部求人委員会

 この行事は、毎年春と秋の年二回開催している恒例の行事です。目的は、共同求人活動の一環であり、「共育」について意見交換し先生方と経営者の相互理解を深めることです。当日は、11校27名の先生と25名の会員が参加しました。

地元企業を知る機会

 問題提起は、パネルディスカッション形式で行われました。報告者は、広島県立呉工業高等学校材料工学科教諭の古澤基至氏と、同じく電気科教諭の清水雄二氏で、コーディネーターは呉伸工業㈱代表取締役の岡本祐一氏でした。
 今回の企画は、昨年、同友会として呉工業高校の若手教員のインターンシップを受けたことに端を発しています。そのインターンシップンの目的は、同校の就職希望の生徒さんの7割近くが地元企業に就職することから、お二人の先生はいずれ進路指導に関わること、その上で地元企業を知ってほしいこと、そして専門分野の技術習得でした。
 その後、今年度もインターンシップの依頼をいただき、「成果と課題を抽出」しようことで実現したパネルディスカッションでした。

あれから一年

 パネルディスカッションは、①趣旨説明、②自己紹介、③インターンシップを受けてよかった?(感想)、④「教え子に教えてもらう可能性有り」そのときどうする?、⑤教員の立場で社会人を経験して、⑥インターンシップを経験して、企業と学校に知ってほしいこと、⑦生徒へ還元できているか(どのようなことを伝えられるようになった)の項目で行われました。
 コーディネーターの岡本氏は、お二人に向けて、受ける前後の気持の変化、自身の職業観、生徒さんとの関わり方の変化、学校と企業の違いはどこ?、新たな発見・気づきはあった?、生徒と教員のインターンシップにおける対応の違いは何か、クラス担任として、進路指導として生徒に何を伝えているのか、など質問していきました。

人が育つ環境づくり

 その後のグループ討論では若者の人生を共に支援しようのテーマで「経験と知識を生徒・社員にどうやって還元しますか」について意見交換しました。討論発表では、例えば、「実体験の共有」「企業訪問週間をつくってはどうか」「生徒・教員・保護者に企業を知っていただける機会づくり」「働き甲斐を伝えられる企業づくり」「生徒・社員と根気よく関わり続ける」「人が育つ環境づくり」といった発言がありました。質問への回答では、お二人の先生から「機会があればもう一度インターンシップを受けたい。期間は2週間くらいあれば」とありました。
 まとめでは、廣本副支部長(㈱廣本鉄工所 社長)が、「成功体験の積み上げを支援しよう。生徒・社員に寄り添っていこう。そのためにしっかりコミュニケーションしよう。一人でも多くの若者が呉で育ち、就職し、結婚できる地域をつくっていこう。学校と企業が一緒になって、若者の人生を支援しよう」としました。

 

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