呉支部の社員教育委員会（委員長住岡氏、㈲寿木工 社長）では隔年で「若手社員研修」と「中堅社員研修」を開催しています。今年は、中堅社員研修の年で「キャリアアップ形成研修」と題して開催されました。
　研修の目的は、① 同世代の社員さんどうしの交流を通じて、共に次のリーダーへと成長すること、② 社員レベルのネットワークをつくること、③ モチベーションをあげスキルアップにつなげること、でした。事前に宿題が出され、経営者の方との個人面談を踏まえて、「10年後のありたい姿」を書いてきていただきました。
　当日は、講師に経営指針成文化セミナーで御馴染みの、㈲第一コンサルティング・オブ・ビジネスの丸山博氏（東京同友会）をお迎えし、11社13名の社員研修が始まりました。

　講義は、座学・ワーク・グループ討論で進められました。講義の内容は①オリエンテーション、②働く事の本質をみつめよう、③中堅社員に求められること、期待されること、④私たちを取り巻く情勢、⑤中堅社員への期待～次のスッテプをめざして、でした。研修の締めくくりとして、レポートが課されました。あらためて「10年後のありたい姿」を書くことでした。
　参加された方のレポートから少しご紹介いたします。
・社員が働き続けたいと思える会社にしたい。
・「御社だからお願いする」といわれる会社にしたい。
・女性が活躍できる環境を整えたい。
・残業をゼロにしたい。
・新規事業を提案し、担当したい。
・尊敬され周りのみんなから相談され悩み事を一緒に解決していける人になりたい。
・地域で業界一番の会社になりたい。
・呉でリフォームするならうちの会社だと思われたい。
・幹部として会社をフォローする人になりたい。
・他社（他者）の為に役に立つ会社になりたい。

　この記入用紙の横には、現状認識を記す欄があります。自社に帰り、経営者の方のフォローで研修効果はさらに上がるものと期待しています。来年は「若手社員研修」が予定されています。ぜひご参加ください。