P地区2月例会は、「自社の立ち位置を明確に『お金編』」～分析＆指標比較 課題を探せ！～と題して開催しました。Ｐ地区は「利益の出る組織創り」というスローガンのもと、各運営委員会が「人」「事」「金」をテーマにして例会内容を企画しており、2月例会は、「金」をテーマにした2年間にわたる例会作りの総括でした。
経営者が適切な経営判断をするには、自社の財務状況（売上や利益などの数値のみならず、自己資本比率、生産性、労働分配率などの主要数値）を正確に認識・分析する必要があり、いくら立派な経営戦略を立てても、財務面でその戦略を支えることができないと実行できません。この例会を機に改めて自社の現状を確認してもらうことを企図しました。
例会当日は議論が深まるのか、難しいのではないかとの懸念がありましたが、参加会員はさすが日々同友会で研鑽を深めているだけあって、自社の数値をきちんと把握しており、これを基に活発な議論が交わされました。
経営者は経営指標（主要数値）を把握しているものの、指標を組織として共有することが難しい、経営指標を実際にどのように生かしたらよいのか悩んでいるといった意見がありました。把握している指標を今後の経営に反映するための具体的方策が、多くの会社にとって共通する課題のようでした。
この例会を準備するにあたり、私自身も自社の現状を改めて確認し、今後の課題を検討する良い機会となりました。昨年入会したばかりですが、今後も同友会での学びを通じて自己研鑽に努めていきたいと思います。
