新春特別企画 支部長インタビュー 「地域で一番頼りにされる経済団体をめざす」呉支部
- 開催日時:
- 2025/01/20(月)
- 報告者:
- 呉精器工業(株) 中里 嘉孝 氏
- 文責者:
- 東部飲料(株) 白井 健人
■今年度を振り返って
8ヶ月経っての率直な感想は、“想像以上に忙しい年“でした。
支部内の活動が、というよりは、支部長として外部の行事にお招き頂いたり、登壇したりとそういう意味で自分にとって変化のある年でした。本音を言えば、もう少し暇だと思っていましたが、支部長という役割を通して、同友会呉支部がいかに頼りにされているかという実感も得ました。

■2025年は呉支部をどんな年にしたいか
どの地区会、委員会も、長が刷新されて若返りもしています。若い世代が支部を盛り上げるのはいい事だと思いますが、それぞれ試行錯誤の年でもあったはずです。そうした経験をそれぞれが思い描く形にできればと願います。呉支部をより活気あるものとする為には、何よりも地区会と委員会が盛り上がる事です。支部理事会がしっかりとバックアップしていきたいと思います。
同友会呉支部がめざすのは、地域に1番頼りにされる経済団体となる事です。
そういった意味では、昨年皆様がご協力くださった政策アンケートの回答数は、大きな力を持っています。我々、中小企業の声が多く集まったことで行政からも沢山の反響があったと聞いています。
自分たちとしても、このアンケートを集める事だけでなく、どう生かすか。中身を精査して具体的な提言に繋げることも重要と考えています。呉支部は、他の支部とも比べても、市との関係が良好な会です。先輩方が繋げてくれたこの関係をより発展させる事が、ひいては地域に必要とされる事につながっていくのだと信じています。
■印象的な行事等はありましたか
全国総会と青年経営者全国交流会です。今年度の全国総会は宮城県で行われましたが、加藤地区会長(広北)の紹介で、石巻支部会員の会社見学や、石巻市震災遺構を見て回る機会を頂きました。震災遺構は言わずもがなですが、呉市ではあまりいない産業を見学が出来たのは良い経験でした。
青全交では、富田さん(広東・青年部)が分科会報告者として登壇する事もあり、宮崎県まで多くの仲間と行きました。全分科会のアンケートでトップの評価を得たという結果も納得の報告でした。富田さんの事業承継に関わる話は、せっかくなら全国の場だけでなく、呉支部会員や呉市で事業承継に悩む方にも届ける機会をいずれ設けられば、と思いました。
■会社の業績はいかがですか
例年通りではありましたが、結果的に不満足な一年でした。ここ数年で社員が急激に増えてきた反動で、技術面が追いついていない状況です。社員教育というよりも社内での技術承継をしっかり推し進めていかねばと思います。
■広報委員会に望まれることは
テレビ・新聞・ラジオ・雑誌等各種メディアの窓口として発信に努めてほしいです。
同友会には、沢山の有益な学びがあって、地区会や委員会が懸命に取り組んでいます。真面目な活動をしっかり発信できれば、同友会に入りたいと思う人がたくさんいるはずです。昨今はSNSで自ら発信できる事もあるので、同友会活動を広めるために「何が出来るか、どうやっていくか」を広報委員会に期待しています。
呉精器工業(株) 会社概要
設立:昭和26年10月
資本金:1000万円
社員数:24名
事業内容:電動機・電子機器・舶用機器の部品・製造・販売・修理・精密機械加工、物件対応設計・製造、舶用機器修理技術サービス
住所:呉市阿賀南2-11-1
TEL:0823-72-5611
http://www.kureseiki.co.jp/index.html