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2025.04.22

専門家さんに聞いてみよう。「IT人材育成のススメ」

中小企業のデジタル化やDXが進まない理由は?

「デジタル化やDXに取り組みたいが、担当できる人材がいない・・・」
これは、多くの中小企業が抱える共通の悩みです。

しかし、人材不足を理由に社内のデジタル化やDXを進めなければ、今後、企業の生き残りはますます厳しくなるでしょう。
採用難や物価上昇など、経営環境が厳しさを増す中で、収益性を向上させ、市場での競争に勝ち残るためには、デジタル化による業務効率化やDXの推進が不可欠です!

では、誰がやるのか・・・?

お金はかかるけど外部のITベンダーに丸ごと外注するのか?ITコンサルに依頼するのか?
それとも、経験者を採用するのか?

今までの成功事例を振り返った際、共通して言えることは
社内の業務を理解している社員様が問題点・課題点を理解し「どう改善するのか?」を
立案できる人材が居ることです。

では、どの様にしてIT人材を育成することが出来るのでしょうか?

IT人材育成の3つのポイント

①まずは経営者がIT経営推進を宣言し担当者を任命する
IT人材を育成し、ITの利活用を会社で推進するためには経営者(オーナー)の存在は欠かせません。「IT経営の推進」を宣言することで、組織全体の意識改革を促し、競争力強化、生産性向上、新規事業創出を加速させるために、IT担当者を任命し方向性を示すことが重要となります。

②現状業務の流れを見える化する
まず、現状業務の整理・分析を行うことで、業務における非効率な部分やボトルネック、無駄な作業などを明確にすることができます。
例えば、時間のかかっている業務プロセスを洗い出し、『問題点』として見える化し共通認識とすることが大切です。

③外部研修やセミナーでリスキリング
社内だけではカバーできない専門的な知識やスキルは、外部研修やセミナーで習得するのが効率的です。
ただし、闇雲に研修に参加させるのではなく、事前に目的や内容を明確にし、自社の課題やニーズに合った研修を選ぶことが肝心。
また、研修で得た知識を社内で共有する機会を設け、組織全体のITリテラシー向上に繋げることも重要です。

以上、IT人材育成のポイントを3つ上げさせて頂きました。
今こそIT人材を社内で育成して働きやすく、働きがいのある職場環境を創りましょう!

株式会社文華堂 代表取締役
DX学校広島中央おりづる校 講師 IT導入診断士
ITコーディネータ協会所属 ITコーディネーター