「中支部オープン例会に参加して～「ウ○コ」と呼ばれた男の企業再生物語～」広島中支部中②地区会

音読できないタイトルの支部例会でした。しかし、このワードが川中社長が自己変革をおこしたきっかけにもなったエピソードです。自社の運営に行き詰まったときに参加したセミナーで尊敬する経営者に「自社には仕事ができない社員が集まる。客の質が悪い。銀行の融資も悪い。コックの質も悪い。何もかもが悪い。どうやったらいい状態に変えることが出来るんだ」といった相談をしたそうです。その時に帰ってきた言葉が「お前の周りは悪いハエが集まったようじゃ」「それはまるでウ〇コじゃ」と、言われたそうです。その言葉で一念発起。考え方を逆転したそうです。もちろんその話には続きがあって「ウ〇コも土にかえれば肥料になって綺麗な花を咲かせる。綺麗な花が咲けば蜂などが集まって綺麗になる」と、言われたそうです。

会社がよくなるためには何をすればいいのか？様々なセミナーに参加して勉強し即実践、会社は改善。なんと飲食業界が大打撃を受けたコロナ禍でも社員の雇用を続ける体力と新規の取り組みが出来る体質ができたそうです。そして会社をこのような体質に変えることができた取り組みが「経営理念の作成」だったそうです。理念を明確に誰でも理解できるものを作る。そしてその理念をもとに10年ビジョンを作る。これが社員を動かす仕組みになったそうです。
同友会の勉強による基礎である理念とビジョン。これが会社にどのような成果につながるのか。もしかしたら「理念なんて経営に関係ない。」と感じている経営者もいらっしゃるはず。しかし、この話を聞くことで本当に会社の成長に欠かせないものが理念だと実感して実践してもらえれば幸いです。