中小企業問題全国研究集会に参加して
- 開催日時:
- 2025/02/06(木)~2025/02/07(金)
- 会場:
- 道後山の手ホテル ほか
- 文責者:
- (有)高山工業 髙山 稔基
2月6日、7日愛媛県で中小企業問題全国研修会が開催されました。1日目は14の分科会に分かれ、2日目は全体で記念企画と特別講演が行われました。
1日目に参加した分科会は『全社員が活躍できる企業を目指す!〜ダイバーシティが生み出す宝物〜』というテーマで神奈川同友会の(有)川田製作所の川田俊介氏が報告されました。同社では障害者や高齢者また外国人労働者の方など多彩な才能を持たれた方々を雇用し、それぞれの才能を上手に引き出され成果をあげられていました。

今の社会は多種多様な価値観が増している中、そうした価値観を理解しようとすることが重要だと思います。それは社員も一緒でありそれぞれの考えを理解し尊重することで会社の考えを理解ししていただき実践していく、それは企業が成果を上げていくとても重要なプロセスだと思いました。先ずは社員に興味を持ち個人面談などでしっかり話を聞いて本当の意味でのパートナーになれるよう頑張ろうと思いました。
2日目に印象的だったのは特別講演で『地域と人をつなぎ次世代に心の豊かさを残す〜ポテンシャルが潜む地方で挑み続ける経営者〜』というテーマで㈱今治・夢スポーツの岡田武史氏(サッカー元日本代表監督)が講演されました。同社は『次世代のため、物の豊かさより心の豊かさを大切にする社会づくりに貢献する』という企業理念を掲げ、岡田氏のサッカー指導者としての経験を基に人材育成に力を注ぎ、地方から様々な活動をすることで新しいコミュニティを作り、その輪を広げいずれは日本の未来をも変えたいとの想いで活動をされています。人材育成のお話の中で、人は役割を持ち自分で考え行動することで成長する。その過程の中で指導者は簡単に答えを与えてはならず根気強く見守ることと言われ、普段早く結果を得たい自分はすぐにアドバイスとか口をはさんだりしているので、すぐに意見を言わないように気を付けようと思いました。
2日間を通じ改めて『人を生かす経営』がこれからの時代の経営者に要求される要素の一つだと強く感じました。