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2025.04.09

「トマトで繋がる地域の和~絶望を体験した赤木昭弘ストーリー~」福山支部J地区会

開催日時:
2025/02/17(月)
会場:
ローズコム
人数:
28名
報告者:
鍛冶屋農園 赤木 昭弘 氏
文責者:
池永経営(株) 渡辺 昌弘

J地区の2月例会は赤木昭弘氏による体験発表でした。赤木氏は神石高原町にてトマト栽培をされています。農閑期は酒蔵で蔵人もされています。今回はトマト栽培への思い、農業を通して地域に何が出来るのか、自身の経験を生かして悩みを抱えている人、心に大きな不安を抱えた方の支援ができないかなどの赤木氏の今後の未来像(ビジョン)も織り込まれた内容でした。
 赤木氏は農業を始める前は役所で仕事をしておられ、そこで自分自身も気付かない内に心が追い詰められていき役所を辞めて山籠もりをしたり、大阪へ放浪したり、他人から見ると謎の行動ですが、本人は絶望の淵に立っていました。しかし家族の一言で救われ農業の道へ歩み始めたそうです。

2023年1月に会社を設立し、トマト栽培をされていましたが、農業にも「経営」が必要なのではないか、そもそも「経営者とは?」という悩みや不安や迷いが生じ、2024年の2月に同友会へ入会されます。経営労働委員会へも参加して経営理念の作成に着手します。まだ途中段階ですが、着実に思いが形(言葉)になっていっています。完成が楽しみです。

今回のグループ討論は若く悩みも多く進むべき方向も不安な赤木氏へ先輩経営者からのアドバイスをもらいました。「今はトマト作りを極めるべき」や「遊び心(余裕)を持つべき」や「農閑期にも何かやるべき事があるのではないか」などなど。業種は違えど「経営者」の先輩からの厳しいが貴重な意見。参加者全員が赤木氏のこれからを考えヒントになればとの思いでした。
 最初はパワーポイントもなかなか使えなかった赤木氏でしたが、何度も小組会を重ねとても素晴らしい発表・例会になりました。ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。