活動レポート
2025.05.20

同友会に入ってよかった!

「学びを力に、未来をつくる」──仲間とともに歩む挑戦の日々

(株)hitolight 代表取締役 浦中 彩子 氏

2023年7月1日入会
<事業内容>
ドローン関連事業(スクール・空撮・測量・インフラ点検・その他関連事業)
https://dps-h.jp

(株)hitolightの浦中彩子です。私たちは、一般企業から飛び出し、小さなチームで事業を立ち上げました。ゼロからの挑戦でしたが、「広い視野を持ち、学び続けること」が何より大切だと考えていました。
変化の激しい社会の中で、自社の視点だけにとどまらず、外に出て多様な考え方や経験に触れ続けたい…その思いから、同友会に参加することにしました。
同友会で出会ったのは、立場も業種も異なりながら、それぞれの現場で本気で経営に向き合う経営者たち。仕事を通じて社会にどう貢献していくか、人生をどう豊かにしていくか、真剣に考え行動している方々に刺激を受け、私自身も「もっと学びたい」「もっと成長したい」と心から思うようになりました。

学びはすぐに職場に持ち帰り、「うちだったらこう活かせるかも」と従業員たちと語り合う時間が自然と生まれました。今では、例会後には「昨日は何だったん?」と従業員から声がかかるほど、会社全体が社会に目を向けるようになったと感じています。

起業の原点にあったのは、ドローンへの確かな想いです。会社勤めの中で、私は痛感していました。ドローンを運用するには、操縦技術だけでなく、常に変化するコンプライアンスを正しく理解し、対応し続けることが不可欠だと。
しかし、現場でそのすべてを追いかけるのは容易なことではありません。「正しい知識を、必要なときに届けられる存在になりたい」。「安心してドローンが空を飛び交う未来を支えたい」。そんな思いから、hitolightを立ち上げました。

めざしたのは、散歩をする親子や通学する子どもたちの頭上を、誰もが安心して見上げられる空を守る未来。そのために、安全に運用できる操縦者や企業を育てていきたい…。それが私たちのミッションです。
とはいえ、山口出身の私と、長年同じ会社で働いてきた藤原。二人きりでスタートしたhitolightには、社会とのつながりを失う怖さもありました。そんな中、私たちに新しい世界を見せてくれたのが、ある女性経営者でした。彼女は、「仕事」だけに縛られることなく、「人生そのもの」を豊かに楽しんでいる人でした。大切な友人たちとの時間、趣味を心から楽しむ時間、そして仕事も社会も、すべてを自分の人生の一部として愛している…。そんな姿に、私は圧倒されました。
何か一つの役割に閉じ込められるのではなく、人とつながり、自分を開き、誰かの力になりながら、自分自身も幸せに生きる。彼女の生き方を見て、「豊かな人生とはこういうものだ」と初めて知ったのです。だからこそ、「社会とつながりたい」と漠然と思っていた私に、「それなら同友会がいいんじゃない?」とすすめてくれた言葉は、単なる紹介ではなく、新しい人生への扉を開く言葉となったのです。

今、hitolightは3人のチームになりました。「あれもしたい、これもしたい」と夢ばかり大きな私。「やりたい。やりたくない」と裏表なく素直で、実はとても優しい藤原。そして、「私がやるよ!」と静かに支えながら、新しい挑戦にも前向きに取り組む廣田。
年齢も性別も、ライフスタイルもそれぞれ違います。でも、お互いの違いを認め合い、活かし合いながら、いつもフラットに話し合い、前に進んでいく空気が、私たちの中には流れています。hitolightは、小さくてもあたたかく、そして未来に向かって歩み続けるチームです。

私にとって同友会は、“会社”という枠を超えて、自分自身も、仲間も育てていける場所です。これからも、たくさんの方と出会い、学び合いながら、仕事を通じて社会に貢献できるよう、チーム一丸で進んでいきたいと思います。
どうぞこれからも、よろしくお願いいたします。