「決めた!私はなにもしないぞ!~社員への権限移譲」福山支部B地区会
- 開催日時:
- 2025/03/21(金)
- 会場:
- ローズコム、Zoom
- 人数:
- 48名
- 報告者:
- 協同精機(株) 専務取締役 新川 貴子 氏
- 文責者:
- 福三商会(株) 藤原 知克

今回の例会発表では、新川さんが入社から今日までの覚悟と成長について具体的にお話しされました。特に、社員数が増加することに伴い、業務の負担が増えてきた中で、どのようにして自分の役割を見直し、社員に権限を移譲していくかという課題に取り組んでいる姿勢が印象的でした。業務が増える中で、自分だけで抱え込むのではなく、社員に適切な権限を与えることが、組織の成長にとって不可欠であるという認識を持ち続けている点が強調されていました。また、経営者としての立場から、日々の業務に追われて新規事業に取り組む時間を確保することが難しく、役割分担の曖昧さや文鎮型組織の問題に直面している現状についても触れられました。この問題については、社員数が増えるにつれて、役割や責任の明確化が必要だと感じるようになったとのことで、組織の成長に伴って適切な構造改革が求められることを再認識させられました。
さらに、有給休暇の取得に関して、社員一人ひとりの悩みに寄り添い、同じ立場で考える重要性が示されました。経営者が一方的に方針を決めるのではなく、社員が抱える問題や悩みを共に考え、解決策を模索することが、社員のモチベーションや働きやすさに大きく影響するという点に深く共感しました。
特に、社員が健康的に働ける環境を作り出すことが、長期的な企業の成長にとって重要であると感じました。新川さんの発表を通じて、経営者としての覚悟やリーダーシップのあり方、そして組織をより良くするために必要な工夫について多くの学びを得ました。特に、社員への権限移譲や業務の効率化、新規事業への時間確保といった課題に対して、どのように取り組むべきかという具体的なアプローチについて考える機会となりました。

また、社員が自分の役割に誇りを持ち、モチベーションを高く保てるような環境づくりが、経営者の重要な役割であることも改めて感じました。
今回の発表を通じて、組織が成長していく中でどのように自分の役割を調整し、社員を支援していくかという視点が非常に重要であるかを実感いたしました。これからの自分自身の成長にもつながる貴重な学びを得ることができ、今後の仕事に活かしていきたいと強く感じました。