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2025.06.20

同友会に入ってよかった!!~同友会での学びやつながりに感謝~広島東支部東地区会

報告者:
HSCセキュリティ合同会社 代表社員 平賀美雪氏
文責者:
(有)千幸堂 赤座正樹


プロフィール

  • HSCセキュリティ合同会社 代表社員 平賀 美雪 氏
  • 事業内容:交通誘導(道路規制や建築現場)・駐車場警備などを提供し、「安心と安全」を形にします。別でもう一つ、事務代行と機械メンテナンスの会社があります。
  • 趣味:漫画、音楽、読書、史跡・科学館・博物館・美術館巡り、ものづくり、旅行、食べること
  • 入会年月日:2017年8月9日


同友会との意外な出会い


同友会を知ったのは先に入会していた知人の紹介がきっかけでした。育児と現場仕事を両立したい、と父の個人事業の傘下で一人警備員を始めた当初は、人との交流が苦手で、また立場を理由に入会を先延ばしにしていました。しかし、父が亡くなり法人化したタイミングで3度目の誘いが。当時のちょっとヤンチャな地区会長に押し切られて入会されたそうです。「正直、断りたかった。幽霊会員になってフェードアウトしようと思っていた」と、振り返ります。


役を受けて気づいた、「甘え」と仲間の「支え」

入会当初は経営をしたい訳じゃないから、と会活動に消極的だった平賀氏ですが、次第に同友会での学びが自社に深く影響を与え始めます。特に班長時代、例会づくりで周囲の仲間が先回りしてサポートしてくれたことに自分の至らなさを感じ、感謝と感動を覚えた、と。また、現東地区会地区会長の福田氏の勧めで地域内連携推進委員会に参加したことが、会活動の大きな転機になったそうです。

同友会での交流は、日々の業務の中でも役立っています。写真の資材置き場と交通規制は同友会のつながりの中でできたこと。

また、叱ってくれたり相談できる仲間がいることがありがたく、学びで得たことのほかにも社内研修の講師や社内の困りごとの解決など、社員に還元できることも多く、同友会が骨身になっているとのこと。「仲間と仕事をする以上、恥ずかしくない会社でありたい」


「社員が輝く会社」を目指して

平賀氏が目指すビジョンは「広島で1番ホワイトな働き方ができ、1番カッコイイ仕事ができる会社」をつくること。従業員が安心して長く働ける環境を整えることに力を注いでいます。

「警備しかできない」ではなく「警備もできる人材」に育て、仕事に誇りを持ち、『この会社に入って良かった』と感じてもらえる会社にしたい」と語ります。
「警備をもっと楽に楽しく」という理想を実現するための取り組みも積極的です。将来的には制服や機材の開発をしたいとのこと。

また、会の委員会活動を通じ、学校や公的機関などと連携しながら高校・大学生へ「広島の企業はユニークでおもしろい!」と伝える活動をしたい、と意気込んでいらっしゃいました。警備業界のイメージも刷新していこうとしています。


同友会の魅力は「噛むほどに色が変わって、呑むほどに(色々)戻ってくる」

最後に平賀氏は、参加を迷っている人に向けて、「同友会はただ参加するだけで、自分がここにいることを認めてもらえる場所」と語ります。断れなくなっての入会ですが、この時の入会は大正解で、誤解を恐れず言うと「知人に入れって言われたから」「新しい人脈ができそう」という気持ちで入会する人は多いと思う。

新入会員さんに対し、求めを埋めるのではなく、期待以上に成長させ、衝撃を提供するのが増強の本質なのでは。全国大会などに積極参加し、学び、還元し、「今回はここ!」というキーワードとタイトルも工夫した、ワクワクが止まらない例会をみんなで創れる会になれたら、と語る平賀氏。

さらに、経営理念や指針を持つことの重要性、そして何より、「仲間」と「居場所」が同友会最大の魅力だと強調されていました。ここにいることを認めて貰えたから「見ていてくれる人がいるから頑張ろう」と思えるようになり、今はそれを同友会の仲間や社員に「恩送り」ができるように変わろうとしているとのこと。 

人に迷惑をかけながらしか生きられない人間なので全て周りのおかげです、と仰っていましたが、同友会を通じて得た確かな学びと人とのつながりが彼女自身と会社を大きく成長させていることが伝わってくるインタビューでした。