同友ひろしま/2020年/6月/News

更新日2020.06.22

シリーズ 専門家に聞く 「まず生き残り、コロナ後を希望に」

桒田三秀税理士事務所 所長  桒田 三秀 氏(福山支部)

■業界による影響差が顕著

 今回のコロナ禍は、業種ごとに影響の大きさが違うのが顕著です。飲食・イベント関連、理美容・接骨・整体・マッサージなどが、非常に大きな影響を受けています。今後、影響が大きくなりそうなのが、製造業と建設業。あまり影響がないのが、土木(公共工事)や食料品販売・ドラッグストア・DIYなど。逆に通販などはむしろ良い状況にあるようです。  

■まずは手元資金を厚く

 まずは手元資金を厚くすることで、生き残りの原資を確保することです。様々な施策もあり、50%以上の売り上げ減があれば、返済不要な補助金もあります。
 金利実質ゼロだからと制度を使った借り入れをして、これまでの借り入れを返済するというのはやめていただきたい。コロナはいつ収束するかは見通しが立ちません。今は借り入れができても、次回はわかりません。第二波、第三波が来ても耐えられるようにしておくこと。せめて半年分の手元資金を準備し、どこで資金補充をするのかを、計画しておくことが必要です。その前提として、悪い経営予測をもとに考えることが重要です。  

■コロナ後を希望に

 生き残りをかけて頑張るためにも、精神的な支えが必要です。明るい側面を見ていないと、気力がわきません。
 今言えることは、コロナが明けたら、確実にライバルが減っているだろう、という事です。もちろん、新規の参入はあるでしょうが、既存企業にはノウハウも人材も既にあります。その利を大いに生かしましょう。ただし、供給の仕方は変わっているかもしれません。それを見据えて、需要を掘り起こすことを考えなければなりません。  

■付加価値を見直す

 そのためには、自社の付加価値を見直すことです。付加価値とは、お客様がわざわざ自社に発注してくれる理由だと、私は考えています。
 もう一つは収益力を高めていただきたい。特に飲食関係はそうです。製造業などでは、「その価格ではできません」とはっきり言う業者ほど、付加価値率の高い仕事が集まっているようです。

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