同友ひろしまNews

更新日2016.04.01

2.〈役員研修大学第8講〉 「同友会らしい役員とは」 中同協幹事長  広浜 泰久 氏(㈱ヒロハマ 会長/千葉)

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広浜泰久氏

 

 同友会らしい役員とは何か。一言でいえば同友会理念の体現者です。理念を教科書通りに話せる人はたくさんいますが、企業実践として話せるかどうかがポイントです。
 私は1990年に千葉同友会に入会後、地区役員、労働委員会副委員長等を経て、入会5年目で千葉の代表理事になりました。そして、8年半前に中同協の幹事長に就任しました。経営指針や社員教育、社員の七割を採用した共同求人など、同友会からいただいたメリットなら、ほかの人に負けないと思っています。
 
■三つの目的とは
 一つ目の「よい会社」をめざしている以上、人を生かす経営と経営指針を外しては考えられません。冊子『人を生かす経営』は短い文章のため、わかった気になってしまいますが、実は読むコツがあります。それは、辞めた人も含め、社員の顔を思い浮かべながら読み、ワンフレーズごとに自社での取り組みを考えることです。そうしないと、なかなか「人を生かす経営」と自社を関連づけて考えることができません。
 二つ目の目的、「よい経営者」に対し、赤石中同協相談役は、ある時から自分の生き方が問われる運動になってきたとおっしゃいました。経営者の影響力は思っている以上に大きいものです。何気なく言った言葉でも、社員はきちんと覚えています。皆さんは、この自覚を持って接しているでしょうか。これはお客様や社会、地域に対しても同じです。だからこそ、生き方が問われているのです。
 三つ目の「よい経営環境」ですが、私も当初は無関心でした。その意識が180度変わったきっかけは、中小企業振興条例でした。ある日、条例を作る行政の会合に出ると、他の参加者は助成金がもらえるかどうかの視点で考えていました。私は前文でもいいから中小企業の役割と重要性を入れてほしいとお願いすると、それが実現しました。同友会の前向きな姿勢が認められたのだと思います。私は条例づくりに関わることで、地域への関心や同友会への認知につながるのだとわかりました。
 
■自主・民主・連帯の精神
 この自主・民主・連帯は会の運営方針ですが、企業実践にも通じます。
 私の経験から自主を一言で表すと、「自らを決して貶(おとし)めるな」です。これは同友会での自主とは、他からいかなる政治的な干渉等を受けないだけでなく、自らの意思で会を創っていくということです。企業での自主とは、独立自尊の意味を持ちます。自己卑下や他者依存せず、志を立て、自己成長できる環境を作れる会社のことです。
 次に民主とは、違いを認めて尊重すること。会で言うと、それぞれの意見を尊重して、会運営を進めていくことです。民主には生命の尊厳という側面もあります。つまり労働時間の短縮や賃金の保障など労働環境を整備していくことです。
 最後に連帯とは、共に人間としての素晴らしさを発揮することです。これは、あてにしあてにされる関係を意味します。会員だけでなく、事務局や行政等に接する時も同じです。企業で言うと、個性や良さを活かせる企業のことです。中小企業で働く人は国民の七割を占めます。企業が社員一人ひとりの特性を活かすことができれば、日本の活性化につながっていくのです。03p2
 
■組織のチェックリスト
 学べる組織、減らない組織、増える組織をめざすチェックリストを作成しました。同友会は経営者の団体なので、学んだことを実践して成果を出すことが一番大切です。特に重要だと思ったことは、具体的な計画をスケジュールに組み込んでみてください。私も同友会で使った時間以上の成果を出すと決めています。
 次に減らない組織ですが、皆さんは会員一人ひとりの顔が見えていますか。ちょっと背中を押す働きかけができていますか。これは事務局も含め、みんなで取り組まないとできないことです。
 増える組織ですが、千葉では同友会の組織がない地域に新しい支部を作ってきました。同友会が地域に責任を持つと掲げている以上、空白地域に組織を作る責任があると思うのです。
 ぜひ、各組織でチェックリストを活用し、出来ていることと出来ていないことの確認をしてみてください。
(文責 事務局 本田)

 

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