同友ひろしま/2020年/6月/News

コロナの中で頑張っています 「この情勢下で、期待に応えるために」

綜合テント工業㈲  馬淵憲徹 氏(広島中支部)

 4月28日、中國新聞の地域ニュースに、フェイスシールド3500枚が、広島県テント組合などから広島県医師会に贈られたという記事が掲載されました。写真の中で直接フェイスシールドを寄贈しているのは、綜合テント工業㈲の、馬淵 憲徹さん。氏に、お話を伺いました。  

■フェイスシールドの寄贈

 はじまりは、デザイナーの吉岡徳仁さんが、「深刻な医療資材の不足に役立てるように」と、型紙を一般公開されていたものを、大蔵プロセスさん(広島東支部)が見つけたことでした。氏から業界組合に対し、「取り組んでみたらどう?」と、お声掛けいただいたことが、弊社がこの一連の動きに関わったきっかけです。その後すぐに広島で医療従事者へのフェイスシールドの寄贈を取り組む事になりました。
 広島で寄贈の動きがあった後、同業界組合の青年部会に「全国でやってみよう」と声をかけ、様々な業種の方々の協力を頂きつつ、23都道府県の医師会等に寄付を行いました。
 医療従事者のみなさまは品薄で困っていらっしゃったので、大変喜ばれました。型紙も一緒に発送しましたので、クリアファイルなどで自分でも作成出来るようにもしました。

■資材を集める

 ビニールシートは2~3日で一遍になくなりました。間仕切りも需要が急激に増した商品の1つで、お取引先から問い合わせがよくあります。
 お客様の要望と信頼に応えるためにも、コロナの影響下でありながら、資材を手に入れる必要がありました。2月から中国からの一部の部材輸入が減り、手に入れることが難しい状況の中、全国の同業者の方などから、今後必要となりそうな材料の情報をキャッチして、在庫をしました。資材がまだあるお店に目星をつけることや、お店を探すこともしました。例えば、昔ながらの小さなお店を訪ね、在庫がありそうであれば「分けていただけませんか」と、お願いをするなど。
 このような感染予防関連商品は、医療関係の方だけでなく、日常的・一般的に使われていくだろう、これからも需要が出てくると思います。  

■新たな商品開発

 イベント・行事が続々に延期や中止になり、それに伴う商品の販売や加工等の仕事は激減しました。
 現在の世の中の状況からすると、企業の設備投資も更に制限されていく可能性も高く、これからの業績への影響が懸念されます。
 そういった状況の中で、地域社会で求められる新しい価値を創造していかなくてはならないと考えています。そのためにも定期的に社員さんと打ち合わせをしているところです。
 同友会でもそうですし、フェイスシールドの寄贈をする運動の中で、関わっていただける方が増えています。社員さんのみならず、様々な人と情報共有をしながら新しい商品ができると考えています。これまで通り、理念に基づいて、地域社会に喜んでもらえる商品を開発・提供をしながら、関わっている人たちが幸せになるようにこれからも取り組みます。  

■信頼される人と企業に

 感染者数は抑えられているようですが、先はまだ見えません。将来的には、「自分たちで発信できる仕事をすること」が理想です。そして、その商品を、「これがほしい」と思った人が買ってくれる。ふさわしい対価を頂き、社員さんや関連する方々に還元する。何と言っても、実際に活用して頂いているところを見ると、なお、うれしいですよね。
 今まで通り、人対人として丁寧に関わっていき、お客様や仲間から信頼される人と企業になりたいと思います。

綜合テント工業㈲ 1969年創業。資本金500万円。各種テント・シート。ネット・カーテン・看板・旗・のぼりの設計、製作、施工。従業員数9名。

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