同友ひろしま/2021年/3月/News

共に生きる地域づくりフォーラム2021 ” Human First!人が輝く企業づくり ”~障害者とともに働く人間味豊かな企業づくり!~

■パネラー
㈱山陽タオル 営業 橋本千治 氏
㈲大野屋クリーニングセンター 代表取締役 政木孝一 氏(広島西)
あさみやフーズ㈱ 代表取締役 山本征義 氏(広島西)
■コーディネーター
インターナショナルエアアカデミー広島校 校長 崔希美 氏(県障害者問題副委員長)

■はじめに  


崔)
自社紹介をお願いいたします。
政木)当社は一般向けを中心としたクリーニング業を営んでいます。障害者雇用は40年ほど続けており、現在は3名雇用しています。ダイバーシティ経営をめざし、外国人や高齢者も雇用しています。
橋本)貸しおしぼり業、レンタルタオルのほか、NPO法人を設立しており、その中で障害のある方を現在70名雇用しています。
山本)就労継続支援A型支援所を2か所経営し、障害者の方を30名、支援員の方を数名雇用しています。就労継続支援A型支援所では、最低賃金以上で雇用し、一般企業に就職するためのサポートを行っています。ワッフルケーキの製造販売を中心に、特性に合わせた多岐にわたる仕事づくりをしています。

■雇用はまず、知ることから

崔)雇用をする前に、取り組んでいることはありますか?
政木)特性がそれぞれ違うので、事前面談や職場体験を行っています。
橋本)ハローワークや特別支援学校などから、職場体験の連絡をいただき、実施しています。自分達が知ることはもちろん、逆に障害を持った方やその関係の方に、企業を知ってもらうことも大切ですね。
 自分自身が、生まれた時から障害を持った方と一緒にいたので、なぜ『障がい者』『健常者』のように分けるのか不思議です。職場体験などを受け入れることから始めていただいたらと思います。
政木)障害者問題委員会の中で、「まずは知ることからはじめよう」という言葉があります。障害者といっても身体、精神、発達など障害は人それぞれ違います。仕事の仕方などを模索しながら、雇用をしています。
山本)見学していただいた後、面接などを経て職場体験していただきます。そこから雇用契約を結ぶこともあります。
崔)「まずは知ることから」ということで、障害者問題委員会では、特別支援学校の先生を対象にした、バスツアーを行っています。ぜひ一度、直接見ていただきたいと思います。  

■雇用するための環境づくり

崔)雇用する際に、どのようなことを取り組んでいますか。
橋本)障害を持った方が相談できるように、社員二人~三人に勉強をしてもらいました。分からないことは、身近な相談支援員に相談をしています。また、一人ひとりのスピードに合わせて仕事を任せるなど、適材適所の配置を行っています。
政木)当社では、障害を持った方でも使いやすい、効率的な機械を導入しました。社員には「少しずつでいいから、生産性と品質を上げていこう」と伝えています。
山本)実際に雇用を考える際には、障害を持った方の様子を目で見て理解いただき、どういう仕事をしてもらうのかデザインをしながら雇用をすると、ミスマッチが起きにくいかなと思います。障害者が働きやすいということは、他の社員を含めて働きやすい、安全な場所であるということです。障害者雇用を経営全体の中の一つとして、とらえていただきたいです。
 また、相談支援員が障害者と企業の間に入り、生活と働き方をコーディネートしてくださいます。その制度を利用されている方を雇用いただくと、フォローがしやすいと思います。

■ともに働いて良かったこと

崔)障害者とともに働くことで、よかったことはありますか。
政木)「この会社で働いていてよかった」と、感謝をいただけること。ありがたいことです。
橋本)彼らの「仕事ができた!」という笑顔は最高で、輝いています。それを見ている自分達もうれしいです。
山本)初めて雇用する際には、どんな方が来るのか想像もつきませんでした。実際に雇用してみて、仕事の中では支障がないことを実感しました。皆さんの会社の仕事ができる方は、沢山いらっしゃると思います。ぜひチャレンジしていただければと思います。

■今後の展開について

崔)今後の展開などを、お願いします。
山本)今後は、卒業後の雇用定着サポートできる企業になりたいな、と思います。一般企業にも役に立てる事業体を、めざしたいです。
橋本)人とのつながりを大切にし、人の成長と売上げの両輪でがんばっていきたいです。
政木)いろいろな方がいらっしゃる中で、同友会で学んだことを生かして、今後も一つずつ課題をクリアし、品質も効率もあげることができるように、今後も考えて取り組みます。
崔)三者三様の障害者問題への意識、取り組みが聞けたかと思います。ありがとうございました。  

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