同友ひろしま/2021年/6月/News

更新日2021.06.24

企業訪問「小さな取り組みを重ねてコロナ前業績を上回る」㈱タイヨーパッケージ 代表取締役 野村 洋介 氏(広島西支部)

 主にパン屋さんを顧客に、包装資材の通販を行っている同社。レジ袋有料化で昨年4月には売上が約25%ダウンしました。
 そこへ、コロナの追い打ちが来ます。しかし、現在はコロナ前売上を上回っています。これは「小さな取り組みの積み重ねの成果」と野村社長は語ります。  

■DM発送先を食べログで

 同社の営業の基本は、カタログを全国のパン屋さんに送って注文を取ること。これまでは、タウンページのリストを購入していました。ところが、社員さんが「食べログに掲載されているお店が載っていない」と気づきました。特に新規の出店では、電話番号が携帯電話だったり、わざわざタウンページに載せようとしていないことに気づいたのです。
 そこで、社員さんの総力を挙げて食べログで全国のパン屋さんを市町村ごとに検索。未掲載の新規店舗を約7千件発見し、新たな顧客候補にしました。  

■お客様の困りごとに寄り添う  

 もう一つは、社員さんが全国のお客様を視察した事。困りごとを伺ってみると、新商品の開発につながるものもありました。店内のお客様のつぶやきに、ヒントを得ることもありました。
 例えばカレーパン。元々、店頭に並べたり、積み上げたりしており、これならそれなりのアピール度がありました。ところが、コロナの影響で個包装が中心に。すると、パンの油が袋について、見栄えが悪くなります。
 そこで油を通さない加工をした紙袋に「絶品カレーパン」と印刷。お客様の売価のアップや、売上個数向上に繋がりました。  

■特集チラシで既存商品PR  

 カタログに付箋を貼っているようなファンの方でも。既存の困りごと対応商品に気づいていらっしゃらないこともありました。そこでホームページに新たなページをつくったり、特集チラシを作って、アピールできるようにしました。  

■お客様支援業  

 「実は失敗もたくさんありましたが、社員さんがお客様の困りごとに目を向けてくれるようになったのが大きい」と野村氏は語ります。かつては、おしゃれなパッケージやカタログを作っていればそれで満足、という雰囲気がありました。それが、お客様のブランディングや商品力向上をめざしての取組みに変って行っています。個別のお店ごとの商品開発も、企業連携を活用して対応して、総合的なお客様支援が可能になっています。
 それを支えているのが、ジョブローテーションなどの社員教育システムです。月替わりでお客様応対、受注業務、ピッキング業務、梱包・出荷業務、発注業務全てを交代で行う事で、深い商品知識が身につくとともに、社内の相互理解、お客様への姿勢が共有されています。  

■今後への手ごたえ  

 HPも、五月にフルリニューアルを完了。よりお客様のニーズにそった商品提案と実例をアピールするものに変わりました。  今年に入って、展示会への参加も再開しました。ブースは変わらず高い人気を誇っています。「今後の手ごたえを感じています」。野村氏は慎重に、力強く語りました。
http://www.taiyo-pkg.com/

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