2025.07.10
「『人間尊重』の経営哲学を学ぶ」呉支部広北地区会
呉支部
活動レポート
経営改善勉強会
- 開催日時:
- 2025/05/19(月)
- 会場:
- シシンヨーオークアリーナ
- 人数:
- 19名
- 報告者:
- (株)中組 小川 誠 氏
- 文責者:
- 大栄運輸(株) 山根 翔也

広北地区会の5月例会は、小川氏を報告者に迎えて、深い学びの場が展開されました。今回の例会では、同友会の原点に立ち返り、その理念と歴史に触れることが主軸となっていました。
戦後日本の「民主化」の流れの中で、企業経営にも「人間尊重」や「労使対等」といった思想が求められてきました。
同友会は1957年に発足し、1973年には三つの理念を成文化しました。これは、国家への依存ではなく、経営者自身の学びと仲間との連帯を通じた自立支援を重視するものです。
小川氏は、労使見解の重要性についても触れ、個人事業主や家族経営においても「労使関係」の視点を持つことの大切さを語られました。
企業活動は顧客との信頼関係の上に成り立ち、その継続こそが地域社会への貢献につながるという視点は、経営者にとって改めて心に留めるべき重要なポイントです。
後半のグループ討論では、「成長と発展のためのロードマップ」をもとに、自社の現状を見つめ直し、今後の方向性を考察する時間が設けられました。参加者同士の活発な意見交換は、同友会ならではの学びと刺激を提供し、それぞれの経営に新たな視点をもたらしたに違いありません。