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2025.07.10

「人を生かす経営」福山支部総会・記念講演

開催日時:
2025/05/14(水)
会場:
福山ニューキャッスルホテル
人数:
109名
報告者:
(株)オーザック 取締役副社長 岡崎 瑞穂 氏(代表理事)
文責者:
企画委員長 内海 陽平((株)イアック)、(株)エムズワークス 道下 克己

「社員が幸せになるための会社づくり」福山支部D地区会

社員満足を軸にした実践的な経営論に、参加者から多くの共感と学びの声が寄せられ、大変有意義な時間となりました。
5月14日、福山ニューキャッスルホテルにて第43回定時総会終了後、(株)オーザックの岡崎代表理事を報告者にお迎えし、「人を生かす経営」をテーマに記念講演を開催しました。当日は109名もの方々にご参加いただき、活気あふれる雰囲気の中での開催となりました。
今回の記念講演は、企画委員会を中心に事務局と連携しながら、約2か月前から入念に準備を進めてきました。告知チラシの作成や会員への情報発信、参加者募集の呼びかけに始まり、会場のレイアウト検討や音響・映像機材の手配、講師との事前打ち合わせまで、一つひとつ丁寧に段取りを整えて当日を迎えました。

受付開始前から続々と参加者が来場され、スタッフもスムーズな受付・誘導に努めました。
講演では、岡崎氏ご自身のバブル崩壊後の厳しい経営状況から、社員満足を経営の中心に据えて会社を立て直してきた具体的な体験談が語られ、多くの参加者が熱心に耳を傾けていました。
特に「会社の成長は社員満足の積み重ねの上に成り立つ」というお話には、多くの共感の声が寄せられました。質疑応答の時間でも活発な意見交換が行われ、参加者の関心の高さがうかがえました。
終了後に実施したアンケートでは、「大変満足」と回答した方が69%、「満足」と答えた方が23%と、講演内容に対して非常に高い評価をいただきました。
一方で、会場内では前列の空席が目立つ場面もあり、今後はより前方からご案内するなどの工夫が必要との課題も確認されました。
今回の経験を踏まえ、今後の例会運営の改善につなげてまいります。

「社員は家族」福山支部S地区会

特に気になったのは、社員に対し「家族」として向き合う姿勢です。社員自らが支え合う文化が社内で作られていました。
S地区の5月例会は支部総会に参加でしたので、記念講演の報告になります。
本年度の福山支部総会では、㈱オーザック 取締役副社長 岡崎瑞穂氏による講演が行われました。岡崎氏は「社員の幸せこそが経営の目的」と話され、採用から定着に至るまでの実践的な取り組みと、その背景にある想いを共有してくださいました。

 講演では、スレート工場からスタートした同社が、社員の声を拾い、冷暖房完備の社屋建設や社内会議の導入、
経営指針の策定へと進化してきた歩みが紹介されました。
34年間蓄積されてきた経営指針は、今では社員教育の教科書となり、日々の会話の中でも引用される“軸”になっています。

特に印象的だったのは、社員に対し「家族」として向き合う姿勢です。性別や年齢、個々の事情を尊重し合う職場環境づくりは、社員自らが支え合う文化が社内で作られていました。社員が計画を立て、失敗してもまた挑戦し、それを経営陣が受け入れる。そんな信頼の循環が、真のエンパワーメントだと感じました。
「社員満足なくして顧客満足なし」。この言葉に、とても説得力を感じました。私自身、これまで以上に社員一人ひとりの声に耳を傾け、「共に考える経営」を実践していきたいと思います。経営とは、社員を幸せにできるかどうかの覚悟。今回の講演を通じ、その覚悟の在り方を深く学ばせていただきました。