「原点回帰と未来準備に向けた経営者の自己成長と組織再構築の重要性」福山支部青年部会
- 開催日時:
- 2025/05/12(月)
- 会場:
- ローズコム
- 人数:
- 35名
- 報告者:
- 早間金属(有) 早間 一隆 氏
- 文責者:
- (株)YF コーポレーション 吉本 友規
早間さんの青年部会長就任に伴い、2025年度の年間テーマとして掲げられた『原点回帰価値観の進化』は、まさに今の時代を生きる経営者に必要な問いかけだと感じました。「今年は1年間、バインダーを封印します」――早間部会長のこの宣言が非常に印象的でした。型に頼らず、自分の言葉で語る姿勢に、経営でもっとも大切な“原点”を見た気がしました。準備された発表ではなく、等身大の思いで勝負する姿勢に、ハッとさせられました。
グループ討論では「多様な価値観が集まる集団は本当に強いのか?」というテーマのもと、多様性を受け入れる土壌と、心理的安全性のある対話の場づくりが、組織の持続的成長にいかに不可欠かを実感。自分とは違う意見に“どう向き合うか”が、組織の強さの本質だと改めて感じました。また、早間金属㈲さんの事業紹介からも多くの学びがありました。創業71 年、シャックル製品で高いシェアを持ちながらも、多様な設備と特注品で次のステージへ進もうとする姿。事業承継への具体的な準備と、地域に根差した製造業としての誇り。そのすべてが“次の世代への責任”として語られていたことに、胸を打たれました。
例会内で発表された各班の活動報告や今後のスケジュールにも刺激を受けました。顔合わせから始まり、各小組会連絡・年間活動方針、そして連絡協議会での300 名を超える参加。これだけの人とエネルギーが交差するこの場に、自分がいることの意義を感じます。個人的には、「自分自身を正しく知ることができれば、どんな出来事もポジティブに変換できる」という言葉が心に深く残っています。良い経営者である前に、まず“良い自分”であること。会社の未来は、経営者である自分の内面から始まる――そう再確認しました。
この学びを行動に変えるため、来月から社内で“自己理解”と“対話”をテーマにしたミーティングをスタートさせます。形式だけの会議ではなく、本音が交わる時間を大切にしたい。これからの青年部活動が、自分にとって、そして会社にとって、より価値あるものになるよう、今年度は今まで以上に深く関わっていこうと思います。
発表者の皆さん、運営の皆さん、本当にありがとうございました!
共に学び、共に語り、共に未来を創っていきましょう。