高校の先生方との懇談会
- 開催日時:
- 2025/06/04(水)~2025/06/20(金)
- 会場:
- 広島・呉・福山
- 人数:
- 合計137名
- 文責者:
- 事務局 岡崎、木下、井谷
若者を地域に残し育てるために~広島エリア

6月17日、毎年恒例の広島エリア求人委員会主催「高校の先生方と経営者の情報交換会」が開催されました。66名(先生13名含む)が出席し、熱気に包まれた情報交換会となりました。
冒頭の開会挨拶では、原真 広島エリア求人委員長(河崎運輸機工㈱)より、「若者を地域に残し育てる」活動の一環として行われている会の開催趣旨が伝えられました。
続いて、県立広島商業高等学校の進路指導主事 岡崎英敏先生より、生徒さんからのヒアリング取り入れた高校就職の実状がよくわかる「就職志望の生徒の傾向と求人応募ポイント」を報告いただきました。あさぎり会計㈱の社員の空中綾乃さんからは、試行錯誤しながら前向きに働く、3年目のリアル体験談の報告がありました。
粟屋博文エリア求人副委員長(旭調温工業㈱)の閉会挨拶では、戦後80年を迎えて、会場のおりづるタワー内エソール広島での開催と平和的な繁栄をめざす中小企業の「平和」との縁、平和の大切さを心に刻む中小企業家の思いが語られました。
11月には第2回の情報交換会と先生方の企業見学会の開催を予定しています。
地域で若者を育て、地域に残すには~呉支部

6月4日に開催され、学校・行政より27名、同友会より33名の参加で開催されました。
今回の問題提起は「社会に出て経験したこと~ 厳しさと働きがい」というテーマで、入社4年目の三工電機㈱ 近藤遥照さん、㈱テイケン 谷本涼斗さんをパネラーに迎え、㈲川中工業所 川中雄太氏のコーディネートで進められました。
社会に出て、会社で仕事を覚えつつ、様々な失敗を経験しながら成長していく二人のお話は、参加者に感動と共感を呼びました。
報告を受けてのグループ討論では、立場は違えど「人を育てる」という切り口から、意見交換を行いました。
グループ討論の発表では、企業側からの「働きやすさややりがいを伝えることの重要性」「SNSによる情報発信の必要性」。学校側からの「生徒が仕事に前向きに取り組むことができるための対話については、まだまだ勉強が必要だと感じる」「様々な体験をさせていくことの大切さ、学校での取り組みを見直そうと思う」という発表が印象的でした。
社会の変化に対応しながら、これからも変わらない「人はどういう時に成長するのか」を学校と企業が立場を越えて、呉支部では深めていきます。
地域からあてにされる企業になろう~東広島支部
東広島支部では、6月20日に9校12名の先生方と、同友会から26名、計38名の参加で開催されました。
今回は、まず先生方から「就職状況・進路希望の状況」について報告いただきました。その後、参加企業が高校生の採用状況について報告しました。
グループ討論は「地元の学生が、地元の企業に就職する流れを作るために必要なこと」のテーマで、高校の先生方と経営者が意見交換しました。共通の意見として「ミスマッチ」が浮かび上がりました。

グループ討論の発表では、先生方から「初めて参加した。広島県は転出超過が続いているが、地元で働きたい生徒は多い」、「中小企業は地域に根ざした経営をしていることが良くわかった。卒業後生徒が長く働くことは企業の力になるし、長い目では地域の力にもなると思った」。企業からは「高校生の目に留まる企業にならないといけない」「雇用の受け皿となるためにも、先生方との懇談を続けていきたい」「来年はもっと多くの会員が参加する懇談会にしたい」という発表が印象的でした。
第2部懇親会のまとめとして、副支部長の荒古江氏(㈱ダイワテクノ・代表取締役)が「我々が新卒求人できる会社になること。そして社員と一緒になって会社を良くしていこう」と締めくくりました。