「人を不幸にする会社なんていらねー！～お金・人脈・仕事ゼロからの復活劇～」呉支部例会

　山口氏は「創業の思い」として掲げた言葉――
「最高の会社を作ってやる！」――
を胸に歩んできた経営者です。しかしそこに至るまでには、幾多の転職と、その中で生じた苦悩がありました。環境や人間関係への怒りが原動力となり、ついに創業へと踏み出した背景を率直に語られました。その言葉は、聴く者に強烈なリアリティをもって響き渡りました。
また、同友会との出会いが山口氏の経営人生を大きく転換させたことも印象的でした。同友会への誘いから「第２ステージ」が始まり、指針や理念を学び直し、経営の根本に「人を活かす」視点を据え直したのです。特に採用への思いについては、「理念に共感する人と共に働くことの重要性」を強調され、参加者の多くが深くうなずいていました。

今回の支部オープン例会は、当初こそ参加人数が伸び悩んでいましたが、各地区会長や青年部、そして他支部の皆さまのご協力のおかげで、最終的には約100名の参加となりました。会場には熱気と学びの空気が満ち、参加者同士の交流も活発に行われました。

ご参加いただいた皆さま、そして貴重なご講演をいただいた広島中支部長・山口哲司氏に、心より感謝申し上げます。転職から創業、そして同友会とのつながりによって理念経営を深化させてきた姿は、我々に多くの気づきを与えてくださいました。まさに「人を幸せにする会社づくり」の意義を改めて確認できる、意義深い例会となったと感じております。

最後に、この例会を支えてくださった関係者各位に重ねて御礼申し上げます。今後も呉支部は、仲間と共に学び合い、地域に貢献する活動を続けてまいります。引き続き、皆さまの温かいご協力をよろしくお願いいたします。

「皆が幸せになる会社づくりの方法」広北地区会

８月の広北地区例会は支部オープン例会への参加でした。広島中支部の山口氏をお招きし、その経営体験について発表いただきました。
山口氏の発表を聞いてまず思ったことが柔らかい雰囲気を持った方だなという印象です。発表中も収支笑顔で話され素晴らしい人格の方だと思いました。ただ、発表の内容を聞いていると元々はブラック企業だった事を知り今の雰囲気とかけ離れた、もしかするとこの雰囲気で暴言を吐いていたのだとするとかなりのサイコパスだったのか・・・衝撃を受けました。

その山口氏は務める会社がことごとく倒産、こんなに一生懸命働いてきたのに気が付いたら無職になっていたといった流れから独立されます。順調に進んでいくのかと思いきや、売上は上がっても利益が出ないという時期に同友会に誘われ入会。今度は利益が出るようになると遊びに夢中になり散財しブラック企業になっていったそうです。悪くなっていく状況に危機感を感じ再度、同友会で経営指針書を学び今の健全な経営になられたそうです。
聞いた感想は、とにかく上手に同友会を使い倒しているなという印象でした。会社の困ったことを同友会の仲間に相談し、即行動。その素直に聞く心とすぐ実践する行動力がいい結果を生んでいったのだと思います。また、経営指針書も社員と一緒に作っていくと言われていて、最初に感じた柔らかい雰囲気が社員が何でも言えて心から経営に参加している土壌を作っているのだと感じました。社長と社員が一緒に考えそれを実践していく事が皆が幸せになる会社づくりの方法だと学べた例会でした。