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2025.11.26

「かっこいいは簡単に作れる!〜魅せる社長のドレスコード〜」不動産関連部会9月例会

開催日時:
2025/09/22(月)
会場:
ひと・まちプラザ
人数:
23名
報告者:
(株)RO 代表取締役 大浦 雄陽 氏
文責者:
(株)シーズ 平川 清高

広島・袋町でオーダースーツ店「ROtailor(アールオーテーラー)」を経営する大浦雄陽氏(36歳)。2019年7月の創業以来、「紳士の集まるおとなのサボり場」をコンセプトに、店は知人や顧客が自然と集う憩いの空間となっている。今回の例会では、社長としての第一印象を高めるためのドレスコードについて語った。
大浦氏は冒頭で「人は出会って3秒で相手の印象を決める。その要因の55%が見た目にある」と、メラビアンの法則を引用。ビジネスシーンにおいて、服装が与える影響力の大きさを示した。
スーツの印象を左右する基本は【1】TPO、【2】サイズ感、【3】清潔感の3つ。色選びも重要で、ブラックは高級感とストイックさ、ネイビーは知性と爽やかさ、グレーは洗練と落ち着きを象徴するという。

また、素材にもこだわりが必要だ。例えば、ウールは1頭の羊から2着分採れるのに対し、カシミヤは20頭のヤギでやっと1着分。希少性が高いゆえに高級とされる。
シャツは白とサックスブルーが基本。フォーマル度は柄の有無や規則性で変わり、無地が最も格調高い。スーツ、シャツ、ネクタイを同系色のトーンでまとめる「トーン・オン・トーン」は、失敗しない鉄則だ。

さらにネクタイ選びの要点として、素材はシルクを基本に、大剣幅を意識すること。そして全体のコーディネートは「1.5柄以内」に収めると上品にまとまる。無地を「0柄」、淡い柄を「0.5柄」、はっきりした柄を「1柄」とカウントする独自の指標も紹介された。

スーツのケアについては「月1回程度の着用で、クリーニングは年1〜2回で十分」と意外なアドバイス。日常のセルフケアには、馬毛ブラシや衣類スチーマー、消臭剤を活用すると良いという。靴も同様に馬毛ブラシ、水溶性クリーナー、デリケートクリーム、布での磨きを習慣化することが推奨された。

大浦氏の提案は「かっこよさは特別なことではなく、基本を押さえるだけで誰でも作れる」という実践的なもの。経営者にふさわしい装いを整えることは、信頼や魅力を高める最も身近な自己投資であると締めくくった。