「スーパー社員から スーパー経営者に」尾道支部青年部会
- 開催日時:
- 2025/10/20(月)
- 会場:
- ベイタウン尾道組合会館
- 人数:
- 30名
- 報告者:
- (有)理興 代表取締役社長 福嶋 広貴 氏
- 文責者:
- (有)日工電設 多田 雅哉
報告者は専門学校卒業後様々な挑戦を重ねた後に、前職となるイベント21に入社し順調にキャリアを重ねていきました。関東圏での勤務を経てついに本社勤務となる矢先に突然の尾道行きのオファーを受けることになります。
オファーの電話はわずか15分で快諾するも、行先はイベント21のグループ企業である尾道の理興、報告者には縁もゆかりもない土地である事に加え、社内には創業者ご夫妻が部長と店長として在籍されていらっしゃる環境に、イベント21からの2人目の社長として飛び込むことはこれまでにない挑戦となります。

社長就任からわずか2年弱の報告者ですが前職での経験と、経営者となってからの葛藤を交えて赤裸々な体験報告をしてくださいました。
グループ討論では参加者が報告者の立場と仮定して、社員の待遇について重要な経営判断をあなたならどのように判断しますか?といった討論でした。参加者各々の意見がでる中でも私の参加したグループでは、待遇は社員に実力を発揮して欲しいという期待の表れでありその意図を理解してもらう努力をする事、成果が出た際には更に待遇を改善していく事の繰り返しで良い会社にしてゆく事が経営者に努めではないかと言った話になりました。

私は今回の例会に座長という立場で関わらせていただきました。報告作りが始まった当初から関わらせていただき、小組会でのプレ報告や作りこみを重ねましたが仕事の繁忙期や報告者の奥様のご出産などが重なり決して使えた時間は潤沢とはいきませんでした。しかしそんな中でも当日の報告が最も良いものになったと感じました。何よりも報告者の今の正直な気持ち、言葉や状況が伝わるもので今できる精一杯だったからです。
正直なところもっと時間をさけて報告作りの関わりができれば更に良い報告にできたかもしれない、そんな思いもありました。しかし同時に今回こういった状況の中でできた報告というもが、私たちの今そのものなのではないかとも思いました。目まぐるしく変わっていく環境の中で自分が出来る事と言うのは、常に必要とされる日々の経営者の判断と同じです。だからこそ、たらればではなく現状を受け止め更に良くしていくにはどうするかを考える事が大切ではないかと思います。
この度の経験を通じてもっと仲間達と今を共有して、これからをどう良くするかを考える事の大切さを学びました。青年部小組会でもさらにそういった思いを持って臨む事で皆お互い様に良い経営者、良い会社にできればと思います。そんな10月青年部例会でした。