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2026.01.20

「新会員ミニ体験報告~新入会員との交流 NEW FACE TALK~」尾道支部例会

開催日時:
2025/12/18(木)
会場:
しまなみ交流館
人数:
40名
報告者:
笹井縫製(有) 代表取締役 佐原 弘章 氏、(株)府中家具の館 専務取締役 中島 剛志 氏、オノミチファッションワークス 代表 吉田 さちえ 氏
文責者:
(株)ライフナビ・アイ 畑 翔

12月例会は忘年会を兼ねての開催となり、一年をともに歩んだ仲間が一堂に会し、にぎやかで温かな雰囲気の中で行われました。開会挨拶では、年間の出来事や万博の来場者数の話題など、身近なニュースを交えながら一年を振り返るお話があり、笑いも起きつつ「関係性の大切さ」「リピートしたくなる価値」というテーマに自然と意識が向かう印象的な導入となりました。
今回の例会は、2025年に「でべら」の表紙を飾った新入会員を主役とした企画として開催されました。
ねらいは、新入会員の「仕事内容・ビジョン・悩み・学びたいこと」をミニ報告という形で共有し、互いを知る機会をつくること。関わるきっかけを増やすことで会員相互のつながりを強める、「増強の“強”」につなげることを目的とした会でした。

今回の例会の柱は、今年入会された3名の会員による近況報告でした。
まずお一人目は、オノミチファッションワークスの吉田さちえさん。ユニフォーム制作や着物リメイクなどを手がけ、「大量に作る服ではなく、思いをつなぐ服を作り残していく」という強い信念を語られました。特に、防災事業の会社のユニフォームデザイン事例では、「着るとヒーローになれる服」ではなく「すでにヒーローであることを思い出す服」という言葉が印象的で、服が人の誇りや意識を変え、地域の信頼づくりにもつながっていくことを実感させられました。質疑応答でも具体的な変化が語られ、ユニフォームをきっかけに声をかけられる機会や相談が増えたというエピソードから、仕事への自信や責任感が高まっている様子が伝わってきました。

二人目は、笹井縫製の佐原弘章さん。家業を継ぐ決断、代表就任、そこに至る苦労を率直にお話しくださいました。婦人パンツ縫製を中心に事業を展開される中で、「会社を立て直したい」「自分の力で未来をつくりたい」という覚悟が言葉の端々から感じられました。将来のビジョンがまだ揺らいでいると素直に語られた姿は、多くの会員にとって共感を呼ぶものであり、同友会でともに学ぶ仲間として支え合いたい気持ちを掻き立てられる報告となりました。
三人目は、府中家具の館の中島剛志さん。家具販売・別注家具製作に携わりながら、趣味のマラソンや海外研修での学びについても共有されました。特にギリシャでのベッドメーカー研修やマラソン体験から、「健康」「睡眠」「解放」というキーワードを事業に結び付け、宿泊施設づくりや睡眠体験スペースの構想など、新たな挑戦への意欲を語られました。家族経営ならではの悩みや世代継承の難しさにも触れられ、参加者それぞれが自社の姿を重ねて聞き入る時間となりました。

3名の報告はいずれも業種は異なりながら、「自分らしい仕事」「地域とのつながり」「事業承継と未来づくり」という共通のテーマを含んでいました。それぞれの等身大の言葉に、参加者が大きくうなずきながら耳を傾けていた姿が印象的でした。また、報告後の質疑応答では協業の提案や具体的な相談も飛び交い、まさに「関わるきっかけを持つ」という会のねらいが形になっていく様子が感じられました。

そして忘年会らしい和やかな歓談が続き、1年の労をねぎらいながら親睦を深めることができました。新しい出会いも多く、「来年はもっと一緒に学びたい」「一緒にチャレンジしたい」という声があちこちから聞こえてきました。
一年の締めくくりにふさわしい温かな例会となり、来年へ向けて新たなつながりと活力を得る時間となりました。