中支部会員紹介 (株)孝し 代表取締役 須藤 孝 氏(中⑨)
- 開催日時:
- 2026/03/20(金)
- 報告者:
- (株)孝し 代表取締役 須藤 孝 氏
- 文責者:
- (株)あさがお乳食 三上 良晃
今回は、孝し(たかし)の須藤孝氏をご紹介いたします。
須藤氏が手がける「旬菜旬魚 孝し(たかし)」は、広島市中区・流川の一角に店を構える、和の趣を大切にした隠れ家的な和食・居酒屋です。瀬戸内海で水揚げされた新鮮な魚介類を中心に、職人の技が光るにぎり寿司や季節感あふれる料理の数々を提供しており、料理に寄り添う厳選された日本酒も多くのお客様から高い評価を得ています。また、店内営業にとどまらず、仕出し弁当などのご要望にも柔軟に対応されており、地域に根差した幅広いサービスを展開されています。

店内は、1階にカウンター席や落ち着いた個室を備え、お一人様から少人数の会食まで幅広く対応。さらに3階には最大30名ほど収容可能な大部屋があり、宴会や各種集まりにも利用されるなど、多様なシーンに応えられる空間づくりが特徴です。料理は旬の食材を活かした単品メニューをはじめ、5,000円~10,000円程度の飲み放題付きコースも用意されており、利用目的に応じた柔軟な選択が可能です。

須藤氏は24歳頃、「手に職をつけたい」という強い思いから飲食業の道に進み、修業を重ねられました。その後、30歳で独立を果たし、自身の店を開業。以来、堅実な経営と真摯な姿勢でお客様と向き合い続け、創業から今年で16年目を迎えています。
新型コロナウイルス感染症の拡大時には、やむを得ず店舗を休業するなど、売り上げがほとんど立たない厳しい時期も経験されました。
補助金制度などを活用しながら試行錯誤を重ね、困難を一つひとつ乗り越えてこられた結果、コロナ禍明けの営業再開直後には、創業以来最大となる売り上げを達成されるなど、確かな回復と成長を遂げられています。
須藤氏は「料理が美味しいのは当たり前。その上で、どうすればお客様に心から喜んで帰っていただけるかを常に考えている」と語ります。料理や空間づくりはもちろん、細やかな気配りやサービスを通じて、記憶に残るひとときを提供したいという想いが、日々の営業に込められています。

私生活では29歳の時にご結婚され、現在は二人のお子様にも恵まれています。趣味は旅行や食べ歩きで、ご家族と共に出かけることもあれば、一人で各地を巡ることもあるそうです。そうした経験が、料理や店づくりの感性にも自然と活かされています。
明確な数値目標や拡大志向を掲げるよりも、「この先も無理なく、順調にお店を続けていけたら」と穏やかに語る須藤氏。その言葉からは、地に足のついた経営と、長く愛される店づくりへの誠実な姿勢が感じられます。