「ひとあじ違う土地家屋調査士の体験報告」広島中支部中①地区会　

あなたの仕事の魅力はなんですか未来はありますか

土地家屋調査士の六箱氏による例会発表は、自己と事業の紹介から始まり、「土地に関する調査をしている」程度の認識であった自分としては、簡潔ながら丁寧な説明でとても分かりやすくまとめられていました。また、どんな想いで今の事業を始められたのかについても、元々やりたくなかった土地家屋調査士が、仕事を通して案外向いている事に気付き、紆余曲折を経て現在に至る事。さらに表題の「仕事の魅力」についても、ＡＩが考えたありきたりな内容ではなく、不動産取引に必要不可欠な存在で誰にでもできる仕事ではない事、毎回違う現場が新鮮且つ、未測量の土地が多い事で需要もあり将来性も高い事など、同氏の想いが盛り込まれた素敵な魅力の発表でした。

グループ討論では「あなたの仕事の魅力はなんですか未来はありますか」という内容で、新たにスタッフを迎えられた同氏が、そのスタッフや将来入社してくるであろう未来の社員に、いかに仕事の魅力や将来性を伝えるかを各グループが自社に置き換えて討論して頂きました。そこで、「しんどくても楽しめる仕事や、環境を作れているか。」また、「経営指針書を元に求人で選んでもらえる会社を目指そう。」、「地図を塗り替えて、町を創り地域貢献をしてる職人の仕事が魅力」や、「未来のために、不安でも二足・三足のわらじで仕事をしていかないと…」、「より良く仕事を続けるために、お互いがやって欲しい事、やりたい事をキチンと話し合おう。」等様々で、私としても参考になる意見も多く、とても盛り上がりました。

最後に、長年の経験によるアドバイスや解決策を模索してこられた同氏は、依頼人の隣人が敵のように言ってこられても、怒らず丁寧で細かい対応で接し、最終的にはその方からも「ウチの土地もやってくれんか。」と言ってもらえたそうで、人と人との繋がり『縁』を大事にされている同氏ならではだと感じました。また、勉強不足でもっと経営を学びたいとの事で、経営者一年生の私としても、同友会で共に学び、ご縁のある同友会会員の皆さんと、『より良い会社・経営者を目指し、前向きに行動していこう！』感じた例会でした。