「学びを即実践 ! 同友会で共に未来を創ろう」尾道支部総会

尾道支部の第33 回定時総会が行われました。一般社団法人化されてから、初めての総会でした。
立石支部長の開会挨拶は、「成功の反対語は実践しない事です」という言葉から始まりました。今回大阪万博の仕事をし、社員の「その仕事をみんなに見せてあげたい」という一言から社員旅行を実行！社員とその家族を大阪万博に連れて行き、家族は社員の仕事を見て喜んだというお話をされていました。社員の何気ない一言を聴き即実践する。まさに今期のスローガンそのままのエピソードでした。

基調講演は副代表理事の今津氏の報告でした。車の営業で成績がよく自信を持っていた今津氏が、一番働きたくなかった製造業へ、加えて父親と弟と同じ職場環境にやめたくて仕方がなかった5 年。急に理事長を引き継いでしまったという自分とリンクして、話に聞き入ってしまいました。
結婚を機に本腰を入れて仕事をしようと変化し、人を雇いたい、会社を大きくしたいという想いからM＆A をされます。

自分の中では大成功と思っていましたが、ある日社員からもらった要望書を見て愕然とされました。そこには、要望ではなく、経営者を全否定するような言葉が並べられ、95 パーセントが社長である今津氏への否定文だったそうです。要望書の内容を聞き、私も怖くなりました。
落ち込み、人間不信にもなりましたが、何とかしなければと思っていたとき、同友会への2 度目のお誘いがあり入会されました。同友会に入会してからはとにかく実践をしようと、何となくあった経営指針を、真の経営指針へと作成し直し、社員と共有。社員教育、求人を勉強し会社に落とし込み、さらに全社一丸で皆の経営指針書を作成されました。実際に経営指針書を見てみると、社員の一人一人の好きなこと目標、社員が主体の様々な部会などが載っていました。
一人一人が仕事に誇りを持ち、社員が主役のコミュニケーションの取れた会社だと感じました。それはやはり今津氏が同友会で勉強したことを職場に持ち帰り、社員に伝えることを実践したからだと思います。

今期のスローガン「学びを即実践！同友会で共に未来を創ろう～つながりを力に、自社の進化を～」再確認できるとても良い総会でした。懇親会は皆さんの経営自慢や最近良かったことなどを聞き、笑ったり感心したりととても楽しい時間でした。最後に総会をご準備、進行いただいた役員の皆様、ありがとうございました。