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2025.07.24

第9回 環境経営・地球環境交流会 in 広島に参加~広島西支部廿日市地区会

開催日時:
2025/06/26(木)
会場:
オリエンタルホテル広島
人数:
廿日市地区会から4名
報告者:
ユダ木工(株) 代表取締役 湯田 卓 氏
文責者:
(株)アリショウ 戸嶋 智子

10年ぶりとなる「第9回 環境経営・地球環境交流会 in 広島」が盛大に開催されました。北は福島県、南は沖縄県まで、環境経営に取り組む全国の経営者が一堂に会し、会場は終始熱気に包まれました。

第2分科会では、廿日市地区会のユダ木工 湯田卓氏が登壇。同社は同友エコ2024-2025 会長賞」を受賞。「山の豊かさを守るために、社員を守るために、お客様を守るために! ― 働くを“ワクワク”にするSDGsの取り組み ―」というテーマので報告しました。
報告では、創業100周年を迎えた老舗企業としての歩みと、湯田氏が入社後に直面した日本の山の荒廃。そこから、100%輸入木材を使用していたユダ木工が、試行錯誤を重ね、100%国産ヒノキ材への完全転換を実現した背景が語られました。

単なる材料の変更ではなく、「Well-being=皆のながーい“働く”を“ワクワク”に」変える実践でもありました。続くグループ討論では、
① 「地域課題に対して、自社の強みをどう活かしていますか?」
② 「“働く”をワクワクさせるために、どんな工夫をしていますか?」
という2つのテーマに沿って、参加者同士が地域や業種の垣根を越えて活発な意見交換を行いました。
討論後の発表の場では、「現場の声も聞いてみたい」という参加者からのリクエストに応える形で、湯田社長とともに同席されていた広報部・尾崎さんがマイクを握られ発表されましたが、特に印象的だったのが、同社のカーボンオフの取り組みの中の植樹の実体験を通して、「私たちはドアを作っているだけではなく、森を守っているんだ」と感じました。との一言でした。
この言葉には、CSRの枠を超えた、働く誇り”と“企業の存在意義”が込められていました。まさに、「働くをワクワクに変える」本質を体現した実践であると深く感銘するとともに、個の学びを自社に持ち帰り、社内共有、できることからの環境経営の実践に繋げたいと思いました。次回は2027年福島で開催される、環境経営・地球環境交流会ですが、一人でも多くの方、多くの企業が参加実線されることを願いつつ、閉会を迎えました。