10年ぶりの環境経営・地球環境交流会を当地広島で開催
- 開催日時:
- 2025/06/26(木)~2025/06/27(金)
- 会場:
- オリエンタルホテル広島 ほか
- 人数:
- 約150名
- 報告者:
- クニヒロ(株) 新谷 真寿美 氏 ほか
- 文責者:
- 事務局 橋本
6月26日(木)、27日(金)の両日、広島で中同協第9回環境経営・地球環境交流会を開催しました。この交流会は10年ぶりの開催となり、広島同友会をはじめ中同協・27同友会から153名が参加しました。
交流会は1日目に全体会・記念講演・分科会・懇親会を行い、2日はオプションの企業見学を行いました。
全体会は粟屋代表理事が開催地を代表して「この交流会は10年ぶりと聞いており、それを広島で開催できて嬉しく思います。環境問題はどの会社も避けて通れない課題であり、広島でも学びを深めていければと思います」とあいさつ。
続いて赤津・中同協委員長が「この交流会が10年ぶりに開催できたことを大変うれしく思います。広島同友会の取り組みに感謝したい」「地球環境の問題は喫緊の課題になっており、一社一社の取り組み、地域ぐるみの取り組みが求められています。この交流会をきっかけに、企業実践をさらに深めていきましょう」と呼びかけました。


開会式に続き、同友エコ2024-2025の表彰式を行いました。会長賞(大賞)の湯田卓氏(ユダ木工㈱、広島西支部)をはじめ、幹事長賞・委員長賞・外部審査委員賞の表彰が行われました。
記念講演講師は、㈱エフピコ 執行役員 サステナビリティ推進室 ジェネラルマネージャーの冨樫英治氏。氏はごみ処理の問題が大きな社会問題となった1980年代から進めてきた同社の取り組みを紹介し、「地球環境の保全及び保護が最重要課題であるとの認識のもとに、環境と調和し持続的発展が可能な社会の実現に貢献することを基本理念とし事業活動を推進する」とする環境方針の基本理念を紹介しました(講演骨子は中小企業家しんぶん9月5日号に掲載予定)。
■4つの分科会で課題を深める

その後、「陸の豊かさ」「山の豊かさ」「海の豊かさ」「地域の豊かさ」それぞれをテーマとする4つの分科会に分かれて学びを深めました。広島同友会は、第2分科会「山の豊かさ」にユダ木工㈱の湯田氏を、第3分科会「海の豊かさ」にクニヒロ㈱の新谷真寿美氏をそれぞれ報告者に立てて、分科会を担当しました。
懇親会の開会挨拶で川端委員長は「2年前の徳島で、受けてもいいな、という自分のつぶやきからこの会になりました。無事に開催できてほっとしています」と語りました。「環境経営の視点は、会の取り組みに大きな親和性があります。これをさらに発展させていきましょう」と広浜・中同協会長が乾杯音頭を取りました。
閉会では次回開催地の山梨同友会の皆さんから「2年後は山梨で会いましょう」と呼びかけがありました。
■2日目は3ルートの企業見学
2日目はオプションで、3ルートの企業見学を行いました。一つは前日に分科会報告を行ったユダ木工を見学し、宮島で多文化対応をしている宮島山一の取り組みを。二つ目は、地域の伝統産業に新たな視点を加えて展開する晃祐堂を見学、ごみゼロを実現したおか半の取り組みを、三つ目は高齢化・過疎化という社会課題に向き合うEVENTOSの取り組みに、学びました。
