活動レポート
2025.09.20

「同友会に入って良かった!!」

開催日時:
2025/09/20(土)
報告者:
アイ・エム・シー ユナイテッド 製造部 製造2課 課長 今津尚吾 氏
文責者:
アイ・エム・シー ユナイテッド 製造部 製造2課 課長 今津尚吾

(株)アイ・エム・シー ユナイテッド
製造部 製造2課 課長
今津尚吾(いまづ しょうご)
2023年2月10日入会
■事業内容
各種工業用模型、自動車開発用モデル、自動車部品検査用治具の製造など
https://imcu.co.jp

「製造業の当たり前に挑戦」「元営業パーソンの挑戦」

まず自己紹介ですが、1990年1月生まれの35歳で、製造部 製造2課 課長として、勤務しています。両親の経営する(株)アイ・エム・シー ユナイテッドに入社して、5年になります。当初、製造1課に配属となり、工業用模型と言って、溶かした金属を型に流し込むための砂型と呼ばれる物を作るための型(通称:木型)を製造する部門で鋳造関連の仕事を学びました。ややこしいですよね(笑)。現在は、製造2課 課長として、主に自動車プレス部品の精度検査に用いられる検査用治具の製造に携わり、18名の部下をマネジメントする立場にあります。
当社は、技術系の企業ですが、文系の学生さんの新卒入社や女性社員も多く、平均年齢も37歳と製造業にしては若いのが特徴です。

お取引先様も、日産系、トヨタ系の一次請けメーカー様をはじめ、幅広い企業からの信頼をいただいています。
現在、自動車産業界は激動の荒波が来ており、今後は新たにはしらとなる事業への挑戦も視野に入れながら仕事をしています。当社の強みは端的に言えば、「モノを機械で0.05mm単位で切削」できる事です。その技術を活かし、新規BtoC事業の先駆けとして、ドール(人形)用ミニチュアの家具を製作、販売しております。とてもニッチな世界なのですが、お気に入りのドールとの写真撮影を楽しみたい方々が一定数いらっしゃり、隠れたヒット商品となりました。残念ながらメイン事業には至っておりません。ただ、BtoB且つ業界的に秘匿性の高い業界のため、世の皆さまに知られる仕事ではありませんでしたが、BtoCを通じてエンドユーザー様に商品を直接届けられることに社員さんはやりがいを感じており非常に良いヒントになりました。

「自己成長に繋がる青年部」「お役が自分を育てる」

広島県中小企業家同友会に入会したきっかけは、3年ほど前に社長である父が、中支部のオープン例会にて報告者となった際、社員さん2名とオブザーブ参加したのがきっかけで入会させて頂きました。勿論、山口支部長に誘われて…(笑)
現在では、35名が在籍する青年部に所属させて頂き2年目です。副部会長兼幹事長として関わらせて頂く中、青年経営者全国交流会(青全交)のお役も頂きながら日々、活動しています。

青年部は、同世代のメンバーが多く、例会で会った際には気軽に情報交換や意見交換ができたり、また会社では話せない経営の悩みやアドバイスを貰う事ができたりと自分にとって、かけがえのない仲間ができたと思っています。
特に同年である1989年生まれのメンバーとは、同友会活動を超えて、プライベートでも交流が深まるなど、入会して本当に良かったなと思います。

同友会活動は、業務終了後からの時間を使うので、楽ではありませんが、苦労以上の学びがあると思います。ありがたいことに様々なお役を請けさせて頂いていますが、ただ在籍するだけでなく主体的に関わらないと多くの学びは得られません。お役を担う事で人との出会いが増え、本気本音で語り合える仲間が増えます。仲間との経験が業務や経営に役立ちます。まずは青年部卒業までの残り5年間、精一杯、突っ走りたいと思います。

「成長の課題は、自分自身」「もっともっと同友会で学びたい」

最後に今後の課題ですが、当社ではZ世代を含む、若手が増えてきたので、寄り添いながら、次世代へ向けて会社組織も変化させていきたいと考えています。
その為の一番の課題は「自分自身」。事業継承を見据えて現場から技術を学んではいますが、経験・能力は圧倒的に社員さんの方が上。そうした社員さん達に着いてきてもらうために、自分自身がいかに成長し、認められるかが重要と考えております。課題は山積みですが、今の現場での経験を大切に、どんな状況下でも皆で一丸となれる企業体質にしなければならないと感じています。100年、200年と未来永劫続いていくために。

そのためには、もっと同友会からも学んで、自己成長に繋げていきたいと考えています。引き続き、ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。