同友ベストプロ「シックハウス症候群のない世の中へ」(株)さくらホーム
- 開催日時:
- 2025/09/20(土)
- 報告者:
- (株)さくらホーム 代表取締役 宮永 和幸 氏
- 文責者:
- ACTAS 服部 哲茂
(株)さくらホーム 代表取締役 宮永 和幸 氏
創業 1998年3月15日(設立2002年7月3日)
同友会入会 2023年2月7日
事業内容 新築(超健康住宅)、住宅の増改築、リフォーム、店舗・事務所の新装・改装
従業員 6名
URL https://www.mutenka-sakura.com
さくらホームさんの主な事業内容は、無添加住宅を中心とする、超健康住宅の新築、住宅の増改築、リフォーム・リノベーション(内装・外装)、店舗・事務所の新装、改装です。
気になるのが、「超健康住宅」。どうして「超健康住宅」の建築をするようになったか伺うと、長男さんが極度のアトピー性皮膚炎を発症したことが大きなきっかけだそうです。病院で治療してもなかなか改善せず苦労を経験され、そんな中、空気、水、食事、住まいなど、様々な「ホンモノ」の大切さを知り、その経験から、健康を重視するライフスタイルに変わっていったとのこと。アレルギーで困る家族を救いたいという思いで取り組んでおられるそうです。その目は優しさに溢れていました。


同社のビジョンを伺うと、「広島で『こだわりの健康住宅』といえば『さくらホーム』と、家づくりを検討する方はイメージする」ことと、そして「ホンモノの健康住宅に住み、スローライフがおくりたい人達が集まる『村』or『街』で幸せな生活をおくる人を増やす」ことを目指しているそうです。健康で幸せに暮らす街っていいですね。
さらに、深掘りしました。さくらホームの強みは何でしょうか?それは徹底的にこだわった本物の健康住宅を提供できることだそうです。シックハウス症候群や化学物質過敏症の方にも対応可能で、有資格者や専門知識・経験が豊富な社員が多く、一つ一つ手づくりで量より質を重視しているのも特徴だそうです。うむ、頼りになりそう。
今後の夢を伺うと、育てる事業として、「空き家バリュー再生・活性化事業」だそうです。
現在、広島市安佐南区沼田町吉山に「enと(えんと)」として、金曜日と土曜日だけですが、カフェを運営しているそうです。え!金・土だけのカフェ?それは、移住希望者、空き家賃貸希望者、売却希望の地主との情報提供・情報交換の現地プラットフォームになるそうです。具体的には、手続き、事例紹介、リフォーム工事受注など、空き家や移住にまつわる不安や不明の解消を業務とするワンストップサービスを提供していきたいそうです。

また、地域住民が“楽しめる”“相談できる”場を提供することも目的としていて、ここは、古民家である母屋部分を改修し、モデルルーム兼宮永さんの住まいとし、実際に生活する中で感じた良い点や大変な点を直接情報提供し、移住の参考にしてもらえる利点があるそうです。離れはコミュニティスペースとして活用し、ワークショップ(しめ縄づくり、味噌づくり、木工教室、DIYなど)もイベントを開催しているんだそうです。また、住まいに関する相談窓口や、「空き家バリューステーション」の現地窓口としての役割も担っているとのこと。一度行ってみたいですね。
最後に、同友会に期待することを伺うと、「中小企業の経営者として、社外重役的な存在になってほしい仲間づくりをすること」だそうです。人を大事にする宮永社長らしいコメントでした。