「借金5億から利益率22%へ~『人を守る』3代目のワンチーム挑戦~」広島中支部中⑨地区会
- 開催日時:
- 2025/09/17(水)
- 会場:
- ひと・まちプラザ
- 人数:
- 43名
- 報告者:
- (株)愛晃 須山 翔平 氏
- 文責者:
- (株)あさがお乳食 三上 良晃
今月は愛晃の須山さんに生い立ちから社長に就任して、今までの苦労や失敗談をお話して頂きました。
(株)愛晃は祖父が立ち上げられ、株式会社愛晃は建設・土木業を営み、大手ゼネコンやマンション管理会社を取引先として、マンションの防水工事や大規模修繕を手掛けております。社員数は13名、今年で創業50年という節目の年を迎えました。
須山さんは高校時代より、祖父の会社の経営が苦しく、かなり多くの負債を抱えてる。という話を聴きながら学生時代を過ごしてきました。
そして、大学終了後、ワーキングホリデーなど少し経験し、愛晃へ就職致しました。

それから16年、他の社員と同じ様に働いてきて、4年前、愛晃の3代目の社長に就任致しました。社長に就任した途端、コミュニケーションの難しさを痛感されたといいます。振り返れば、当時の社員は先代であるお父様が採用した方々であり、必ずしも自らに従う前提の人材ではなかったこと。息子であることや社内での実績があっても、当たり前の様に受け入れられるわけではない。事業承継の難しさを語ってくださいました。

しかしこの4年の間に、改めて社員との信頼関係を築き直し、社内ルールや整備、業務システムの構築を進め、社員の意見を取り入れながら新しい形をつくり上げていったというお話をして頂きました。
今後は外国人技能実習生の受け入れやドローンの活用など、取り組みにも挑戦し、地域社会へのさらなる貢献を目指しておられます。
グループ討論では『社員や取引先とどうやって良好な関係を築く努力をしていますか?』というテーマで話し合われ、入金の期日を守る。細かい連絡や進行の報告などのコミュニケーションが挙げられました。
今月も48名の大勢の方に参加して頂き、ありがとうございました。