「三つの課題から生まれる新しいビジネスモデル」福山支部9月例会
- 開催日時:
- 2025/09/10(水)
- 会場:
- ローズコム
- 人数:
- 72名
- 報告者:
- (株)マスナガ 代表取締役 森 弘国 氏(熊本同友会)
- 文責者:
- (株)徳一 広川 賀一、夢工房 楽和 淺田 英史
同友会に入会していることで、普段お話を聞けない方の講話に参加できることに感謝します。
森弘国氏から「仕事・育成において“おもしろい”」をテーマにご報告をいただきました。報告では、2代目社長ならではの「初代との奮闘」から始まり、社員が主体的に動けなかった経験を踏まえ、アンケートを通じて社内風土改革に着手された経緯が語られました。その過程で、自問自答を繰り返しながら業界の課題を社会課題として捉え、原理原則に基づきSWOT分析を活用し、着実に経営を推進されている姿勢が伝わりました。


また、松下幸之助御大の「会社経営に成功する3つの条件」の言葉に触れ、やはり良い教えは時代を超えて普遍であることを再認識できる機会となりました。本例会を通じ、経営における“おもしろさ”の重要性と同時に、普遍的な原則を基盤とすることの大切さを学ばせていただきました。
記:(株)徳一 広川 賀一
企業を永続するため、決して避けて通ることの出来ない事業承継。この課題に取り組んでいる会員も少なくないのではないでしょうか。
今回の報告者(株)マスナガ 森 弘国 氏(熊本)もその一人です。創業者の祖父から父へ、そして、わずか31歳での社長就任。現在44歳になる同氏の同友会歴は17年。若き経営者として幾多の困難を乗り越え、新たなプロジェクトを立ち上げるため社員一丸となって、更なる可能性に挑戦!同友会での学びを活かし、即、経営実践するお手本のような報告でした。

令和の経営者だけあって、報告内容も視覚に訴える非常にわかりやすい資料で、伝えることの大切さも学ばせて頂きました。素晴らしい経営実践をされ、自社の経営に活かせる持ち帰りの多い、若き経営者の報告である学びの場としての支部例会を、どれだけの会員に伝えることができていたのか?同時に、会場の中央に大きな空席ができていたことも非常に気になりました。

社員を含め、企業としてトップの交代は最大の危機でもあり、また、最大のチャンスでもあると私は思います。創業の想いを大切に、企業を永続するために伝え続けなければならないこと。これが、本当の意味での経営理念ではないかと思う私は、その経営理念を新しく作り変えたという報告には大変驚かされました。
どんなに時代が変わろうとも、守り続け伝え続けなければならないこと。また、時代の変化とともに変えていかなければならないこと。経営者としての手腕の見せ所だと思います。個人的には第二創業なのかという気がしています。
ピンチをチャンスに!あきらめない!周囲の力!を始めとし、“課題解決能力を高める”ことが必要である、という学び多き支部例会に感謝申し上げます。
記:夢工房 楽和 淺田 英史