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2025.10.21

「令和の労務相談~今聞かなければ、いつ聞くの!?今でしょ~」福山支部D地区会

開催日時:
2025/09/17(水)
会場:
市民参画センター
人数:
23名
報告者:
講師: 佐々木社会保険労務士事務所 佐々木 公江 氏、社会保険労務法人テトラ 柳井 一輝 氏、さとう社会保険労務士事務所 佐藤 裕望 氏
文責者:
若葉家具(株) 井上 隆雄

D地区9月度例会は『令和の労務相談~今聞かなければ、いつ聞くの!?今でしょ~』というタイトルで市民参画センター行いました。講師には同地区にいる労務士のお三方(佐々木さん、柳井さん、佐藤さん)で、それぞれのお題に対してお話下さいました。
まず、佐々木さんからは育児休暇についてのお題で、男性の育児休暇の取得も近年増えているようで、その際にどのような対応や方法があるかについて学びました。育児休暇を前提に会社としてはその代わりとなる人材をどのように考えるか、また取得時にはお互いに問題のないようにしっかりとした面談なども必要だということでした。

また対応として、それをきっかけに業務の見直しや効率化、新たな気付きも得られるチャンスにするとか、多能工をめざす事、いろいろな補助金などで対応することも会社として必要になってくるとの事でした。
次に柳井さんからは、年収の壁についてのお話を頂きました。それぞれ段階による壁(金額)はありますが、社会保険や健康保険に関わる壁や扶養控除に関わる壁がありますが、会社としては今後、最低賃金の増加や雇用方法でもその金額が変わってくる中で、社会保険への加入や扶養控除についてもその制度に合わせた取組が必要になってくるので、こちらでも社員との十分な面談が必要になってくるとの事でした。

最後に佐藤さんからは熱中症対策についてでした。企業としてもその対策義務が求められるようになる中で、一番大事なのはその対応の遅れや初期対応不足により最悪の場合は死亡や重症となるケースもあり、その為には早期発見、報告、環境整備などをしっかりとしていく事が必要。また、個々の予防としては出来るだけ暑さに慣れるように歩いたり、自転車に乗ったりすることも有効のようです。

やはり会社として大事なのはそれぞれの対応方法や手順を整備、応急処置などをしっかりとして社員さんが安心できる配慮が必要であるという事でした。
その後のグループ討論でもそれぞれのお題について、自社の課題や意見が出ましたが、やはり最終的には社内の環境整備(対応方法や安心安全な形)をいかに整えられるかまた常に社員との話し合いが必要で、その為には会社として社員とのコミュニケーションがしっかりととれた環境づくりをしていく必要があると感じました。
今回はそれぞれのお題について、勉強になった事と同時に、同地区にはそのような相談出来る会員が3名もいる事で心強いと思いました。