「事例で学ぶ『女性が活躍する組織』はどう生まれるのか？～制度を活かす組織づくりとその成果～」福山支部G地区会

本例会では、能登氏から「女性活躍」という観点で、働き方改革や職場の風土づくりを進めることが会社にどのようなメリットを生み出すのか、そして、実際に会社の組織づくりへ取り組む為に、考え方や体験報告を交えた実践事例について報告いただきました。
まとめから言えば、「女性活躍」とは、「ヒト」に関する経営課題です。そして、その企業で働く女性が働きやすくなる制度は、結果的に女性だけではなく、その会社で働くすべての人の「働きやすさ」と「働きがい」に繋がる、というものと感じました。
「女性活躍する組織づくりの為のヒント」として大事な考え方の一つは、「～～だから～～である」という無意識な思い込みをするのではなく、その人を個でとらえ、その人に必要なことを汲み取ること。

そして、もう一つは、制度を作っただけで満足するのではなく、その制度が「使われて（導入・活用）」⇒「伝わって（周知）」行く様に、経営者や上司が支持・理解していくこと。頭では分かっているのですが、常に意識して行動することが大事だと改めて感じました。
報告後のグループ討論では、『自社の現状とこれからできること』を共有し、他社の取組から、自社を振り返る活発な意見交換の時間となりました。会社によっては、なかなかフォローの体制ができる所ばかりではないという厳しい現実もありますが、スタッフ間の差がない、空気の良い会社をめざしていきたい、という前向きな意見もありました。
今後、人手不足と言われる社会の中でも、選ばれる会社になる為に、完璧でなくても何か「一歩」踏み出してみることが大切であると学んだ例会でした。