「女性経営者全国交流会in東京に参加して」福山支部女性部会

第6分科会「会社を救ったのはやっぱりカリカリ梅だった！」

今年度の女性経営者全国交流会は東京で開催され、全国から 1,085名が参加しまた。参加者のうち42％は男性で、女性経営者のみならず幅広い方々が関心をもたれていると思いました。
報告者の遠山昌子氏は、元タカラジェンヌ。「元祖カリカリ梅」を開発した 赤城フーズ（株）（創業130年）を2018年に事業承継されました。入社初日の冷ややかな朝礼、結婚までの腰掛と思われていた社内の空気、父との経営観の違いなど、事業承継におけるご苦労を率直に語られました。

決算書も読めなかった若い頃、同友会で学び、経営理念や経営指針書を作成、例会・研修で学ばれ、常務就任の際には「立派になったね！」と声をかけられたことが転機になったそうです。現在は、社内のコミュニケーションも円滑になり、疑心暗鬼な雰囲気は消え、「笑顔の伝承」を掲げて 200年企業を目指す ビジョンを力強く語られました。
グループ討論では、「あなたの会社のカリカリ梅は何ですか？」・「他社から見たときの自社の強みは？」をテーマに意見交換が行われ、グループから「人材・社員こそが最大の強み」という声が上がりました。
来年度は兵庫県で開催予定です。ぜひ広島県からも多くの会員の皆さまにご参加いただければと思います。