第28回女性経営者全国交流会in東京「GRADATION！～咲き誇れ、じぶん色、みんな色」

2025年9月4～5日、京王プラザホテルにて第28回女性経営者全国交流会in東京が開催されました。当交流会では1,105名（46同友会・中同協より）が参加。「経験の量は質を高める」という意識のもと、報告者・座長・室長・グループ長をすべて女性で担うという挑戦を実現しました。
1日目（分科会・懇親会）では、全11分科会のうち、経営者の覚悟をテーマとする第1分科会の設営を広島同友会が担当しました。報告者として、大西奈々氏（ＳＧエンジニアリング㈱ 専務取締役/広島西支部）、木山恭子氏（社会保険労務士法人たんぽぽ会 代表社員/広島北支部）、原さゆり氏（㈲フラワーショップはなよし 取締役副社長/東広島支部）が登壇。座長は村井由香氏（㈱キャピタルコーポレーション　代表取締役/広島中支部）が務めました。タイトルとして「咲き誇れ、私の経営～未来を拓く、継ぐ、支える、そして揺れる～」を掲げ、親族承継、親族外承継、経営者を支える幹部としてそれぞれの立場で重ねる葛藤と決断を報告しました。

2日目（全体会）の記念講演は、㈱船橋屋 代表取締役社長　神山恭子氏が講演。テーマは「この会社が好きだから～愛と行動で未来を創るリーダーシップ～」でした。同社は創業1805年、江戸時代から続く『くず餅ひと筋』を貫いてきました。神山氏は創業家出身ではない９代目にして初の女性社長です。氏は愛社精神をもって行動し続け、組織改革等を実施した経験を報告。今まさに活躍する同社社員も登壇し、社員が『この会社が好きだ』と言える組織をどうつくるのか、考えるきっかけとなるような会となりました。

2日目のまとめとして、橋本久美子氏（中同協女性部連絡会代表）は交流会の開催目的及び役割の殆どを女性が担ったことに触れ、「自分で自分の枠を決めずに枠を超える経験を重ね、社会を変えていきましょう」と呼びかけました。