「経営フォーラム2025に参加」西地区会

10/7(火)リーガロイヤルホテル広島にて広島県中小企業家同友会経営フォーラムが開催された。
基調講演で登壇されたのは大阪市内で路上生活者問題に取り組むNPO法人Homedoor理事長の川口加奈さん。補助金に頼らない形で収益を上げ、路上生活者の方々にやり甲斐と誇りを取り戻す活動を話された。
「私一人が行動すれば少しだけ世の中が変わる。そしてそんな私に協力してくれる方が増えれば世の中はもっと変わる」との川口さんのお話に多くの参加者は深く頷いていた。

次は各テーマに沿った分科会となり、私が参加したのは第6分科会。
島根同友会代表理事で介護配食や関連事業を展開するモルツウェル(株)代表取締役　野津積さんの報告。高齢社会に突入している島根県の現状と自分の仕事を通じていかに社会を良くしていくか。日本には障害者など就労困難者が1200万人いる。この方々に働きやすいよう職場のシステム化、流れ作業化を行う。他県、他業種の方々との付き合いにより力や手を借りて問題を解決する。だからこそ経営者は様々な方とお付き合いすべきであるという概要だった。

グループ討論では地元の過疎化による空き家問題に取り組む方、子育て世帯に人気の地域ではあるが無理なローンで夫婦共働きで疲弊し、子供は腹を空かせ欠食児童となっている問題を解決すべくフードバンクを運営している方、学校に学習用品を納品しているが本も施設もボロボロな図書室を何とかしたいと考える方など地域問題解決には何をすべきか熱い意見が飛び交った。
分科会後は立食形式の懇親パーティとなり広島県内各支部の方々と久々にご挨拶出来たり、初めてお会いする方とご挨拶出来たりと楽しい時間を過ごすことが出来た。

今回は地域社会の問題解決がテーマになっており、経営者は自社の安定と発展だけではなく地域の安定と発展にも寄与すべく一層励まねばとの考えに至った。