会員紹介コーナー「広島から卓球の未来を切り拓く男」ヒロタクスポーツ 代表((株)HS 代表取締役) 飯村 敏文 氏(中⑨)

広島市西区南観音に拠点を構える「ヒロタクスポーツ」。卓球教室の運営から用品販売までを手がけ、4歳の未就学児から95歳の高齢者まで、幅広い世代に卓球の楽しさを伝えています。代表を務めるのは、(株)HS代表取締役でもある飯村敏文さん。コロナ禍という逆風の中、数億円を投じて現在の店舗兼教室をオープンさせたその行動力は、まさに「挑戦者」そのものです。
1972年8月生まれの飯村さんは、宇品中学校、愛知県の桜丘高校、そして明治大学を経て、原田鋼業での勤務を経験。その後、地元広島に帰り自身の原点である卓球に再び情熱を注ぎ、ヒロタクスポーツを創業しました。
卓球歴45年、指導者歴23年。現在は日本卓球協会ホープスナショナルチームのコーチを務め、国体広島代表監督としても10年以上にわたりチームを率いてきました。まさに、広島卓球界の第一人者です。
彼の教えを受けた選手の中には、全日本チャンピオンやアジアユースチャンピオン、さらには名門・野田学園で活躍する選手も多数。飯村さんの指導哲学は、単なる技術指導にとどまらず、「人として強く、たくましく育てる」ことに重きを置いています。


現在、飯村さんは全国で12チームしかない卓球のプロチーム入りを目指し、スポンサー活動や普及活動に奔走中です。卓球を地域の文化として根付かせ、若い世代に夢をつなぐために日々挑戦を続けています。
そして2025年2月、東京(明治大学)で暮らす息子さんが全日本選手権で優勝という快挙を達成。親子で日本卓球界に名を刻む瞬間でした。選手としてのピークは短いが、生涯スポーツでもある卓球の世界で、父子二人三脚の夢は、これからさらに大きな舞台へと広がっていくことでしょう。
広島から世界へ。飯村敏文さんとヒロタクスポーツの挑戦は、これからも卓球界に熱い旋風を巻き起こし続けるに違いありません。
